上写真=荒木遼太郎を鈴木優磨が抱擁。ショートカウンターから先制した(写真◎J.LEAGUE)
■2026年5月17日 J1百年構想リーグ第17節(観衆:17,754人@フクアリ)
千葉 0-2 鹿島
得点:(鹿)荒木遼太郎、師岡柊生

「選手を褒めてあげたい」
33.8度という暑さもあって慎重なプレーが多くなったのが前半の45分。激しく攻め合うというよりは、ターン制のゲームのように順番に攻めるような流れだった。
鈴木優磨を右MFに、荒木遼太郎をトップ下に据えた鹿島アントラーズが5分にレオ・セアラのシュートで脅かせば、ジェフユナイテッド千葉は7分にイサカ・ゼインが際どいフィニッシュ。キックオフから間もないタイミングで、ともにGKがクリーンセーブして沸かせた。
レオ・セアラは12分に鈴木優磨のクロスに合わせた強烈なヘディングシュート、22分に植田直通のロングパスで抜け出してループシュートを放つなど、前線で存在感を示したが決まらない。
千葉はビッグチャンスこそないものの、じっくりと試合をコントロールしていった。しかし43分、鹿島は小さなほころびを見逃さなかった。
最終ラインからの組み立てで、品田愛斗が受けたところで鈴木が猛然と迫る。品田はボールをこぼし、鈴木と荒木のパス交換から、最後は荒木が右に持ち出してシュート。これがゴール左へと飛び込んで、復帰後初ゴールで先制した。
千葉に痛恨の、鹿島に進撃のゴールになった。
千葉にはもう一つ痛恨事。後半に逆襲するはずが、61分にカルリーニョス・ジュニオがこの日、2度目の警告を受けて退場することに。1点のビハインドで、暑さで足が重くなる時間帯に1人が欠ける苦しい状況になった。
鹿島は62分に松村優太と樋口雄太を投入して、さらに攻撃に力を注ぐ。千葉もあきらめず、最前線に呉屋大翔、右サイドハーフに田中和樹を送り込んで4-4-1の布陣でゴールを目指した。
その分、千葉に背後の警戒が薄れたか、鹿島は88分、ロングキックを相手陣内に飛ばすと、ボールが跳ねてこぼれたところを師岡柊生が回収してそのまま突き進み、左足でシュート、GKホセ・スアレスに弾かれたが、そのボールに素早く反応した師岡自身が拾って蹴り込み、勝負を決めた。
鹿島はこれで勝ち点を42まで伸ばしてEAST首位が決定。鬼木達監督は「選手を褒めてあげたい」と戦い抜いた選手を称えた。千葉はこれで最下位が決定した。
