上写真=千葉戦で70分から途中出場した長友佑都(写真◎J.LEAGUE)
■2026年5月6日 J1百年構想リーグ第15節(観衆29,953人/@味スタ)
FC東京 0-3 千葉
得点:(千)カルリーニョス・ジュニオ、姫野誠、日高大
チームに勢いを与えられなかったのは反省点
長友佑都が登場したのは70分。FC東京が0−1で負けている状況で、橋本健人に代わってピッチに立った。
「結局そこから2失点してしまったので責任は感じるし、(チームの)2失点目は正直すごく難しい対応だったと思うんですけど、実際に(試合に)負けたというところでチームに勢いを与えられなかったのは反省点」
同じタイミングで途中出場した千葉の右サイドハーフ、17歳の姫野誠とマッチアップすることになった。実際、激しく競り合う場面が何度か訪れたが、長友は空中戦を争ったファーストコンタクトも、味方CBからボールを引き出したセカンドコンタクトでも、五分の状況ではなかったが激しく当たり、主導権を握ろうと努めた。
しかし、サードコンタクトでは先手を取れてしまう。それが、チームの2失点目だった。千葉のFW呉屋大翔左クロスを石川大地がニアでヘッド。シュートがクロスバーに跳ね返ったところで、一瞬早く、姫野に触られボールをゴールに押し込まれた。
確かに本人の言う通り、背後から飛び込まれる難しい対応だった。それでも、姫野をブロックすることも、先に反応することもできなかった。悔しさも当然ある。ただ、塞ぎ込んでいる時間はない。長友はポジティブな言葉を続けた。
「個人的にはいいクロスもあったし、まだまだここからがスタートなんで。
復帰して、まずはケガなく、できたというところ、ここまで早く復帰できたというところも含めて、非常にポジティブにとらえています」
異例のスピードで復帰したことで、プレーすること自体に不安がなかったわけではないだろう。その点については、十分に手応えを感じられた様子だった。北中米ワールドカップのメンバー発表まであと9日と、アピール機会は限られるが、ここまでやってきたことに自信を持ってもいる。プレーできる状況に戻ることが重要だった。
「ここからは上がる一方なんで。約2か月の復帰で、ああいう突破ができるとか、クロスを上げるっていうところも含めて、ゼロからのスタートというところ。ここからはまたコンディション上げる自分の姿を見てほしい」
ピッチに入るや前半の失点に絡むパスを出したCBの稲村隼翔に声をかけ、「自分の動きを見ておいてくれと言いました。彼は本当に速いボールもスパンと出せるし、裏へのボールも出せるし、そういったところで動き出しをするから見ててくれ」と長友は要求していた。自らの特長を出すとともに、味方のミスを帳消しにするプレーも狙っていたのだ。決してW杯に向かうことだけに集中しているわけではない。すべては、チームの勝利を求めた上で、だ。
「(欠場中も)特に焦りはなかったというか、自分なら持っていけると自信を持っていた。根拠はないですけど、そこの部分の自信は揺らぐことはなかった」という。メンバー発表前、最後のアピールの場は次節、東京ヴェルディとのダービーになる。
「この負けは悔しいですが、引きずっていても仕方がない。ダービーはPKですけど、(前回)負けているので、2連敗はあり得ない。そこに切り替えています」
長友は大一番でチームに勝利をもたらし、北中米W杯行きの切符をつかみ取るつもりだ。
