4月29日に明治安田J1百年構想リーグの第13節が行われ、東京・味の素スタジアムでは、東京ヴェルディ対鹿島アントラーズが行われた。鹿島に先制を許した東京Vだが、激しいプレスとゴールへの意欲を示し、逆転に成功。無敗だった相手に2−1で勝利を飾った。

上写真=追撃のゴールを鮮やかに決めた熊取谷一星(写真◎J.LEAGUE)

■2026年4月29日 J1百年構想・第13節(観衆28,105人/@味スタ)
東京V 2ー1 鹿島
得点:(東)熊取谷一星、吉田泰授
   (鹿)濃野公人

先制されても「いい戦いができていた」(森田)

 東京Vの攻めの姿勢が首位鹿島を飲み込んだ。開始直後から鋭いアプローチでボールを奪取。ショートカウンターからゴールに迫っていった。

 しかし鹿島も最後の場面ではタイトに守り、得点を許さない。割り切ってロングボールを使い、セカンドボールを回収することで東京Vの激しいプレスを回避する策を講じた。

 先制点も、東京Vの勢いをいなした鹿島が奪う。師岡の右クロスの流れから濃野が蹴り込んだ。

 東京Vは開始直後にプレス→ショートカウンターで優勢となりながらも失点し、流れを失う試合をこれまでも繰り返してきた。またも同じ轍を踏むことになるかと思われたが、この日は違った。 先制されても「(それまで)いい戦いができた」と試合後に振り返ったのは、森田。そして「クマのゴールが大きかった」と10番を背負うキャプテンは語っている。

 起死回生の一撃が生まれたのは34分だった。

 敵陣中央で安西のパスミスを拾った熊取谷がダイレクトで狙うと、シュートは前に出ていたGK早川の頭上を越えてゴールイン。鮮やかなロングシュートで東京Vが同点に追いついた。

 相手のミスを逃さず手にした1点で、東京Vは再び勢いを取り戻す。前向きのボール奪取から攻めに転じるプレーが随所に見られるようになった。そして40分、逆転のゴールが決まった。

 右サイドで味方の浮き球パスに抜け出した松橋がクロスを送ると、フリーで待っていた吉田がヘッド。東京Vが2−1とスコアを上書きし、前半を終えた。

 後半、鹿島は2失点目の場面で吉田のマークを離してしまったエウベルに代えて松村を投入。さらにボールの循環を促すことを狙ってか、知念に代えて柴崎をピッチに送った。

 だがスコアは動かず。互いに速攻から何度かチャンスを得たものの、鹿島は早川、東京Vは長沢の両GK中心にしっかり守って時計の針だけが進んでいった。

 70分には鹿島のボランチ、三竿が2枚目のイエローカードをもらって退場。一人少ない状態で1点のビハインドを背負う鹿島はますます厳しい立場に追い込まれていく。

 それでも前半からハードワークを続けた東京Vの選手の足が止まり始め、鹿島は80分過ぎからボックス内へ次々とボールを送り込み、ゴールに迫った。ただ東京Vの守備陣も体を寄せて、フリーでシュートは打たせない。ときに応じてカウンターに転じて勝負を決める3点目も取りにいった。

 最後まで激しい内容となった試合は結局、前半に記録された3つのゴールで勝負が決まった。東京Vが90分ではここまで無敗で首位に立つ鹿島に2−1の勝利。ホームチームが『説得力のある』戦いぶりで、前回対戦(5節・●0−2)の雪辱を果たした。

画像: 逆転ゴールを決めた吉田泰授(写真◎J.LEAGUE)

逆転ゴールを決めた吉田泰授(写真◎J.LEAGUE)

 ▼出場メンバー
・東京V◎GK長沢祐弥、DF鈴木海音、林尚輝、井上竜太、MF深澤大輝、森田晃樹、平川怜、吉田泰授(宮原和也)、FW松橋優安(66分:新井悠太→90分:白井亮丞)、熊取谷一星(66分:齋藤功佑)、染野唯月

・鹿島◎GK早川友基、DF濃野公人、植田直通、キム・テヒョン、安西幸輝(77分:林晴己)、MF師岡柊生(60分:荒木遼太郎)、知念慶(46分:柴崎岳)、三竿健斗、エウベル(46分:松村優太)、FWレオ・セアラ(77分:チャヴリッチ)、鈴木優磨


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