9月25日、鹿島アントラーズの三竿健斗が非公開練習後に取材に応じた。J1リーグ戦の前節セレッソ大阪戦は知念慶、レオ・セアラ、松村優太の得点により、3対1のスコアで勝利した。次は27日に豊田スタジアムでのJ1リーグ第32節名古屋グランパス戦に挑む。
上写真=取材に応じた鹿島アントラーズの三竿健斗(写真◎J.LEAGUE)
「勝ち点3を取れなければ、勝ち点差を詰められ、順位が入れ替わる」
鹿島の背番号「6」が、中盤で攻守にわたって献身性を示している。攻撃時にはダイレクトパスを織り交ぜながらボールを回し、守備時には激しく相手からボールを奪い取る。第31節を追えて首位を走るチームを、ボランチのポジションで支えるファイターだ。
「(パスの)受け手と出し手だけではなくて、そこに3人目が絡んだり、(一人ひとりの選手のプレーが)常につながっていればチャンスをつくり出せると思っています。もちろん、相手の背後を突く選択肢も持ちながら、チームとして相手が嫌なプレーを選択していければと思います」
9月25日のトレーニング後に取材に応じた三竿健斗は、そのように名古屋戦に照準を合わせる。9月のここまで3試合で示してきた強さを、敵地・豊田スタジアムでも存分に発揮したいところだ。
「今、勝てているのはいいことです。ただ、1試合でも勝ち点3を取れなければ、勝ち点差を詰められたり、順位が入れ替わったりする状況でもあります。今は首位にいますけれど、それは1試合1試合、勝ち点3を積み上げているからこそ。自分たちはまだ、何も成し遂げていないので、勝ち点3を取ることだけに集中していく必要があります」
ピッチの中央で存在感を放つ三竿が、勝ち点3獲得のためにひた走る。

