9月9日、鹿島アントラーズの松村優太が練習後に取材に応じた。J1リーグ戦の前節清水エスパルス戦は1対1の引き分けに終わり、2週間のリーグ中断期間に入った。再開後の初戦は13日にメルカリスタジアムでのJ1リーグ第29節湘南ベルマーレ戦に臨む。

上写真=取材に応じた鹿島アントラーズの松村優太(写真◎Getty Images)

「湘南戦から始まる9月。全部勝たないといけません」

 鹿島の攻撃に勢いをもたらすのが、背番号「27」だ。前節の清水戦でも持ち前のスピードを存分に示し、ハーフタイムに交代出場してチームの攻撃を活性化させた。ここ数試合は途中出場が続いているものの、GK早川友基やDF植田直通、FW鈴木優磨とともに、ここまでのリーグ戦全試合でピッチに立っていることからも、その重要性がうかがい知れるはずだ。

「この前(清水戦)もそうでしたが、前半を終えて勝っていなかったりするときは、流れをこちらに持ってきたり、勢いをもたらすために、もちろん得点を取りにいくことが必要になってくるので、その状況では自分の良さをより発揮しやすいと思います。もっと得点につなげていかないといけないところもありますので、例えばリードしているときには追加点を狙いにいったり、いろいろな状況を想定してプレーをイメージしながら取り組んでいきたいです」

 9月9日のトレーニング後に取材に応じた松村優太は、そのように自身の現在地を言葉にする。そして、今季のリーグ戦も10試合を残し、あらためてJリーグの頂点に立つ決意を胸に語気を強める。

「9月には、上位陣との直接対決では浦和レッズ戦(9月20日)もあるし、その先にもまた上位陣との対戦があります。まずはこの湘南戦から始まる9月。自分たちがタイトルを取るためには、全部勝たないといけません。その一つ目である湘南戦では、もちろん自分が得点を取ったりしてチームを勝利に導ければ一番ですけれど、チーム全体として前向きに戦って、しっかり勝って、また勢いに乗りたいと思っています」

 鹿島の快足アタッカーが湘南戦でもチームに勝利をもたらすために、メルカリスタジアムのピッチを駆け抜ける。


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