上写真=ジャーメイン良との交代で1トップに入った越道。前線で懸命に体を張り、タスクをこなした(写真◎石倉利英)
■2025年2月23日 J1リーグ第2節(@Eピース:観衆27,123人)
広島 1-0 横浜FM
得点:(広)ジャーメイン良
「相当な覚悟を持ってプレーしている」
1-0とリードして迎えた試合終了間際に声が掛かった。87分にFWジャーメイン良との交代で投入されたのは、ジャーメインが務めていた1トップのポジション。サイドが本職の越道が最前線でプレーするのは「中学2年生か、3年生以来」だったという。
それでも「練習でやっていた」経験を生かし、空中戦で相手DFと競り合ったり、ボールホルダーに激しく寄せるなど奮闘。「プレスと、戦うことを一生懸命やろうと思った」と振り返るプレーで、6分と表示された後半アディショナルタイムも含めた約10分間で、完封勝利に貢献した。
ジュニアユースから広島のアカデミーで育った地元・広島県広島市出身の生え抜き。突破力や豊富な運動量といった持ち味を左右両サイドで発揮し、1年目はリーグ戦16試合、2年目の昨季は19試合とルーキー時代から出場機会を得てきた。
だが今季の広島はサイドの選手層が厚く、この日も左サイドはMF東俊希が先発したが、ハーフタイムで新加入のMF菅大輝と交代。右サイドはMF中野就斗が先発し、76分にMF新井直人と交代した。越道は開幕戦も86分からの途中出場で、より多くの出場機会を得るためには、こうした実力者の間に割って入らなければならない。
もちろん本人も自覚しており、「サイドにはすごく良い選手がそろっている。自分も3年目なので、相当な覚悟を持ってプレーしている」と強い決意を口に。厳しいチーム内競争を勝ち抜くために「ポジションに関係なく、チームが勝つために走ることや、戦うことが大事になる」と自らに言い聞かせるように語った。
取材・写真◎石倉利英