上写真=鹿島アントラーズのトレーニングを行なう鬼木達監督(写真◎サッカーマガジン)
「日を追うごとにいろいろな選手がトライしています」
いよいよ、2025シーズンの幕が上がる。毎年の恒例となっている水戸とのプレシーズンマッチ「いばらきサッカーフェスティバル2025」を2月1日に控え、茨城県鹿嶋市のクラブハウスグラウンドで鹿島がトレーニングを重ねる。1月7日に始動し、14日から25日まで宮崎県でのトレーニングキャンプを実施した。選手のコンディションや連係も徐々に向上する中、まずはリーグ開幕前の腕試しに臨む。
「一番はゴールを取ること。そこにもっとフォーカスしていきたいし、その意識を出していければいいです。点を取ることによって選手の自信になったり、例えば1点、2点取られても3点、4点と取り返せる自信があれば、慌てることもなくサッカーができるでしょう。鹿島の(相手に得点を)簡単に取らせないところもやりながら、もしも取られても自分たちは取れるんだという自信を植え付けていくためにも、そこは目指したいところの一つです」
1月30日のトレーニングを終えた鬼木達監督は、そのように水戸戦を見据える。FWだけを見ても鈴木優磨、レオ・セアラ、チャヴリッチ、田川亨介ら、各ポジションに実力者がそろう中、スターティングメンバーの選考にも注目が集まる。
「日を追うごとにいろいろな選手がトライしています。チームのコンセプトが優先的になりますけれど、それを踏まえた上で自分の良さを出そうとする選手も出てきています。長期離脱から復帰した選手はケガとの戦いだったり、疲労との戦いだったりもあるでしょうが、徐々にフィーリングが合ってきているので、おもしろくなっていくと思っています」
鬼木監督率いる新生鹿島が、2月15日のJ1開幕戦(湘南戦)を前に水戸との一戦に挑む。