上写真=新体制発表会に臨んだ新加入3選手(写真◎サッカーマガジン)
キム・テヒョンは3番、レオ・セアラは9番を継承
1月12日に開催された2025シーズン新体制発表会で、他のJクラブで実績を残して深紅のユニフォームに袖を通す3選手が意気込みを話した。
横浜FMから加入したDF小池龍太は、山口でJFLからJ3、J3からJ2への昇格を経験。柏と横浜FM在籍時にはJ1とAFCチャンピオンズリーグ(ACL)の舞台に挑み、2022年には横浜FMの一員としてJ1優勝とベストイレブンの功績をつかんだ。ベルギーリーグでのプレーや、日本代表での戦いも経験するなど、豊かなキャリアを歩んできただけに、「その経験を糧にこのクラブでタイトルを取るために貢献し、また、自分の経験値を若手であったりにもしっかりと伝えていくことが大事だと思います」と、自身の役割を心得る。
小池とともに、特に守備面での活躍が期待されるDFキム・テヒョンは、昨季は鳥栖で活躍した。左利きの大型センターバックとして、鹿島伝統の3番を背負い、「選手みんなで全員守備をしながら、失点数を減らすことがディフェンダーとしての目標です」と力強く話す。そして、「やはりACLに出場することも目標にしたいと思います」と、リーグ制覇とともにアジアの舞台も目指して新天地での飛躍を志す。
昨季、C大阪で21ゴールをたたき出したブラジル籍選手のFWレオ・セアラは、鹿島の背番号「9」を受け継ぐ。9番といえば、2020シーズンにJ1で18ゴールを挙げてベストイレブンに選ばれたエヴェラウドら、同郷のストライカーもこれまでに背負い、鹿島のファン・サポーターに歓喜をもたらしてきた。「この4年間、継続的にゴール数を上げてこられているので、(2025シーズンは)例年よりも多くゴールを決められるようにしていきたいと思っています」と昨季以上の得点量産を見据える。
今季、新たに鹿島の選手として戦う3人の実力者が、クラブ悲願のタイトル獲得に向けて持てる力を発揮する。