上写真=鹿島アントラーズのトレーニングを行なう鬼木達監督(写真◎サッカーマガジン)
「目標は、やはりリーグ優勝」
鬼木達監督が指導者として鹿島に戻ってきた。選手時代にもトレーニングを重ねたクラブハウスのグラウンドに姿を見せ、トレーニングを実施。始動日となった1月7日は午前と午後の2部練習を行ない、パスやボールコントロールの練習メニューを選手たちに与えた。
「やはり非常に自分自身にも緊張感があり、身の引き締まる思いでスタートしました。ただ、ピッチに入れば選手もやる気に満ちていますし、自分自身もそのやる気に負けないぐらいのエネルギーを持ってやっていこうと。そういう思いでピッチに立ったので、本当にいい一日だったと思っています」
シーズン初日のトレーニングを終え、鬼木監督はそのように始動日を振り返る。「この鹿島で最初にプロ生活を送り始めていなかったら、今の自分はない」とも表現する特別なクラブのエンブレムを再び胸に刻み、Jリーグの頂点を目指す。
「目標は、やはりリーグ優勝。それは選手にも言いました。一番求めなければいけないところです。でも、それは鹿島アントラーズというクラブが求めているからだとか、サポーターが求めているからだとか、そういうことではなくて、選手、スタッフが自分たちからあふれ出るものでないといけないし、自分たちが誰よりもそれを望まなければいけないものです。自分自身もそのために来ました。必ず取れるかどうかは分からないけれど、初日の今日(7日)から後悔のない戦いをするために、一日一日を積み重ねていきたい。その結果、どうなるかということなので、とにかく今は一日一日を大切にしていきたいし、そういう一年でありたいと思っています」
Jリーグの歴史に名を刻む名将が、鹿嶋の地で新たな戦いに臨む。