7月9日、鹿島アントラーズのランコ・ポポヴィッチ監督が練習後のオンライン取材に応じた。チームはJ1リーグ前節の北海道コンサドーレ札幌戦に勝利し、5試合ぶりの勝ち点3を挙げた。次は10日に藤枝総合運動公園サッカー場での天皇杯3回戦藤枝MYFC戦を戦う。
上写真=鹿島アントラーズのトレーニングを行なうランコ・ポポヴィッチ監督(写真◎KASHIMA ANTLERS)
酷暑の中での連戦。「すべては我々次第」
リーグ戦では1カ月以上も勝利から見放されていたが、7月6日に行なわれた前節の札幌戦で5試合ぶりの白星を挙げた。師岡柊生と藤井智也のゴールで2-0と快勝を収め、それから中3日の10日に開催される天皇杯3回戦藤枝戦に向けて弾みをつけた。
「(藤枝は)アップダウンの激しい戦いをしてくるチームであることは間違いないでしょう。オープンな展開に誘うようなサッカーをしてくるので、彼らのペースにハマらずに我々のペースで戦い、試合をコントロールすることが大切だと思います」
試合前日の9日にオンライン取材に応じたランコ・ポポヴィッチ監督は、そのように藤枝の印象を話す。一発勝負のトーナメント戦で、藤枝のホームである藤枝総合運動公園サッカー場での試合となるが、相手にジャイアントキリングを許すことなく4回戦への勝ち上がりを決めたいところだ。
「どんな試合であれエンブレムを背負ってピッチに立つわけですから、“我々は鹿島だ”という姿を必ず見せなければいけません。誰もがこのチームでプレーできるわけではないのですから、その重みをしっかりと受け止めながら、自分たちの最大値を発揮していくこと、楽しんでサッカーをしていくことをこの試合でもしっかりと見せたいと思います。今回の天皇杯の試合に関しても、すべては我々次第だととらえています」
ポポヴィッチ監督率いる鹿島が、天皇杯の頂点に向けて藤枝の地に乗り込む。