5月10日、鹿島アントラーズの安西幸輝が練習後のオンライン取材に応じた。チームは前節、アウェーで柏レイソルとの接戦を制してリーグ戦3連勝を成し遂げた。次は12日に、茨城県立カシマサッカースタジアムでJ1第13節東京ヴェルディ戦を戦う。

上写真=鹿島アントラーズのトレーニングを行なう安西幸輝(写真◎KASHIMA ANTLERS)

「16年ぶりに、J1の舞台に帰ってきてくれた」

 鹿島の2番を背負う安西幸輝が、特別な一戦に臨む。5月12日にカシマスタジアムで迎える東京V戦は、安西にとって“古巣対決”となる。かつて身にまとった緑のユニフォームを着用した選手たちを相手に、鹿島の一員としてその真価を示したいところだ。

「僕が小学6年生のとき以来、16年ぶりにヴェルディが昇格して、J1の舞台に帰ってきてくれました。12年間お世話になったのもありますし、僕ら鹿島がJ1で厳しく戦うことで恩返しになると思います。(東京Vに)何もさせないように頑張りたいです」

 10日にオンライン取材に応じた安西幸輝は、そのように東京V戦への思いを語る。育成組織で成長し、プロへの足掛かりとなったクラブとの対戦に向けて、安西の気持ちは自然と昂る。

「今季はホームで負けていないし、ヴェルディ戦にもしっかり勝って、4連勝を果たして、(その後の)広島戦、神戸戦もしっかり勝ち点を拾えるようにしていきたいと思います」

 今では深紅のユニフォームに身を包むサイドバックが、東京V戦へ闘志を燃やす。


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