明治安田生命J1リーグ第6節が3日に行われ、国立競技場ではFC東京と浦和レッズが対戦。チアゴ・サンタナの衝撃のゴールで浦和が先制したが、後半にUー23日本代表の荒木遼太郎、松木玖生がネットを揺らして逆転。『新』国立競技場での不敗記録を継続した。

上写真=同点ゴールを決めた荒木をチームメイトを祝福(写真◎J.LEAGUE)

■2024年4月3日 J1第6節(観衆49,005人/@国立競技場)
 FC東京 2ー1 浦和
 得点:(F)荒木遼太郎、松木玖生
    (浦)チアゴ・サンタナ

FC東京のパリ世代がチームをけん引

 立ち上がりから前向きの守備とボールを積極的に動かすプレーでリズムをつかんだFC東京は開始12分、早速ネットを揺らす。左サイドを崩して最後はマイナスパスをボックス外で受けた高が蹴り込んだ。

 歓喜に沸くFC東京ベンチだったが、VARの結果、一連のプレーの中で放った松木の岩尾に対するタックルがファールと判定される。ゴールは取り消しとなった。

 20分を過ぎると、今度は浦和がペースをつかむ。そして24分、文字通り起死回生の一撃を放った。

 FC東京の縦パスを阻むと、自陣中央でチアゴ・サンタナがこぼれ球を拾う。そこからグイグイと持ち上がり、ハーフウェーラインを越えるや左足を一閃。ライナー性のボールは前に出ていた野澤の頭上を越えてゴールに突き刺さった。

 衝撃的なゴールで浦和が先制に成功。試合の流れを強引に引き寄せてみせた。

 前半はそのまま浦和のリードで折り返したが、後半、。FC東京は再びベクトルを前に向けてプレーした。50分にはパス交換しながら左サイドを攻略。ボックス左まで進出した佳史扶がマイナスのクロスを送ると、荒木がワントラップして鋭く右足を振り抜き、名手西川の守るゴールを射抜いた。

 同点としたFC東京は前に出るベクトルをさらに太く、強くする。58分、右からサイドチェンジのパスを受けた俵積田がボックス内に右足でクロスを供給。大畑と競り合いながら松木が左足ボレーでしっかりボールをとらえ、FC東京が逆転に成功した。

 試合は終盤になってよりオープンな展開となり、互いにチャンスはあったが、スコアはそのまま動かずFC東京が2−1で浦和に勝利。新装なった国立競技場でいまだ負けなしのFC東京は、浦和という難敵相手にも不敗神話を継続してみせた。

▼出場メンバー
・FC東京◎GK野澤大志ブランドン、DF中村帆高(32分:白井康介)、土肥幹太、エンリケ・トレヴィザン、バングーナガンデ佳史扶、MF小泉慶、高宇洋(90+2分:原川力)、松木玖生(90+2分:ジャジャ・シルバ)、FW安斎颯馬、荒木遼太郎(74分:仲川輝人)、俵積田晃太(74分:遠藤渓太)

・浦和◎GK西川周作、DF酒井宏樹(55分:松尾佑介)、佐藤瑶大、マリウス・ホイブラーテン、大畑歩夢(81分:石原広教)、MF伊藤敦樹、サミュエル・グスタフソン、岩尾憲(70分:中島翔哉)、FW前田直輝(55分:大久保智明)、チアゴ・サンタナ(81分:興梠慎三)、渡邊凌磨


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