上写真=鹿島アントラーズのトレーニングを行なうランコ・ポポヴィッチ監督(写真◎KASHIMA ANTLERS)
「伝統と歴史が詰まったスタジアムに立てることは、これ以上ない幸せ」
宮崎でのトレーニングキャンプを経て、チームは茨城県鹿嶋市に戻り、2月23日のJ1リーグ開幕戦(名古屋戦)に向けて準備を進めている。そんな中、10日には毎年恒例となっているJ2水戸とのプレシーズンマッチ「いばらきサッカーフェスティバル2024」を戦う。
「公式戦と同じ試合だと、私はとらえています。なぜなら、それが“戦うメンタリティーを持つ集団”“勝者のメンタリティーを持つチーム”にあるべき考え方だと思っているからです。選手たちにも話しましたが、私たちに“フレンドリーマッチ”“トレーニングマッチ”というものは存在しません。我々は常に試されていますので、すべてを出し切らなければいけない。そういう考え方で臨まなければいけません。今までやってきたことを全力で出し切る試合にしたいと思っています」
試合前日の9日にオンライン取材に応じたランコ・ポポヴィッチ監督は、そのように水戸戦に向けた意気込みを話す。2024年初めてのカシマスタジアムでの試合でもあるだけに、ホームのファン・サポーターに勝利を届けたいところだ。
「(カシマスタジアムは)伝統と歴史が詰まったスタジアムだと思います。そこでチームを率いてピッチに立てることは、これ以上ない幸せだと感じています。私が選手だったら、スタジアムに来てくれる皆さんの力をパワーに変えて、自分の持っている力以上のものを出したいと思うはずですが、残念ながら私はもう選手ではありませんので、監督としての最大限の力以上のものを出せるようにしたいです」
ランコ・ポポヴィッチ監督率いる鹿島が、聖地で水戸撃破に挑む。