FC東京は1月13日、都内で新体制発表会を開催した。ピーター・クラモフスキー監督ほか、新加入の遠藤渓太、小柏剛、荒木遼太郎、高宇洋、復帰の波多野豪らが登場し、それぞれに決意を語った。

上写真=左から小林将天、荒木遼太郎、高宇洋、クラモフスキー監督、遠藤渓太、小柏剛、岡哲平(写真◎FC TOKYO)

「みなさんの心をつかむ」と小柏

 川岸滋也社長があいさつし、新ユニフォームが披露されたあとに、ピーター・クラモフスキー監督が「一緒に戦いましょう」とファンに呼びかけて、新加入選手が登場した。

 得点力に課題を残した昨年の反省から、補強は攻撃陣が中心になった。ウニオン・ベルリン(ドイツ)からMF遠藤渓太、北海道コンサドーレ札幌からFW小柏剛、鹿島アントラーズからMF荒木遼太郎が加わった。背番号はそれぞれ22、11、71で、個性は異なるが、共通するのはいずれも突破力に優れ、得点に絡む仕事のできるアタッカーである、ということだ。

 小柏は「サポーターのみなさんの心をつかむ選手になる」と話す。明治大時代に練習参加の経験もあり、札幌かFC東京かで進路を悩んだが、そのときは札幌へ。それが、巡り巡って東京へとやって来た。「憧れのクラブで、日本を代表するビッグクラブ。一番上にいなければいけないクラブなので、開幕から特徴を出して、FC東京で小柏が爆発してると思ってもらえるように頑張りたい」と誓う。

 荒木も「武器はゴールとアシストと、ゴールにつながるプレーです。たくさんゴールを取ります」と力を込める。鹿島では出番が限られ、期限付き移籍を選んだ。そんな苦しい日々にも「自信をなくしたわけではない」と胸を張り、「自信はあります。試合に出ていなかったので、たくさん出て自分の価値を示したい」とたかぶる。

 そして遠藤はドイツで3年半を過ごして、帰って来た。「苦しい時間を過ごしましたけど、それがいまの自分の実力」と冷静で、「また一から自分の価値を高めたい」と新しいスタートに集中する。クラモフスキー監督とは横浜F・マリノスでプレーしていたときに選手とコーチという間柄。その存在も今回の移籍を後押ししたそうで、その力も借りて「また自分が何ができるかを見せられればいい」「強いFC東京の一員になりたい」と牙を研いでいる。

「誰もが見たいと思うようなチームを目指し、攻撃的でアグレッシブでテンポの高い、常にゴールを目指すフットボールをしたい」と宣言したのはクラモフスキー監督。だから、この3人こそが、2024年のFC東京の象徴的存在にならなければならない。まさにそのスタイルを表現するために、ここに集結したのだから。

■その他の新加入選手

MF 8 高宇洋(←新潟)
「チームが目指すところと僕自身が目指すところが一致した。新潟でやっていたプレーを還元してほしいと評価してもらって、熱意を受けました。ボールを奪うところと、勝ちたい熱い気持ちを見てもらいたい」

GK 31 小林将天
「強みはシュートストップで、決定機を止めるのは大好きです。東京のキーパーの先輩たちは強力ですけど、いいところを吸収して勝っていきたい。1年目から自分をアピールして、出場時間を長く獲得できるように頑張りたい」

DF 30 岡 哲平
「両足のフィードが評価されてきたので、その特徴をどんどん出したい。東京を変えるために、リーグ優勝に導くためにやってきたので、開幕から出られるように頑張りたい。僕が小さい頃から森重選手がセンターバックを張ってきているので、ここでポジションを奪い取って、東京を代表するセンターバックになりたい」


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