9月28日、鹿島アントラーズの佐野海舟が練習後のオンライン取材に応じた。J1リーグ前節では横浜F・マリノスにホームで逆転負けを喫し、優勝争いから大きく後退した。次は30日にベスト電器スタジアムでのJ1リーグ第29節アビスパ福岡戦に臨む。
上写真=鹿島アントラーズのトレーニングを行なう佐野海舟(写真◎KASHIMA ANTLERS)
福岡の印象。「チームとしてのまとまりがすごくある」
リーグ戦前節は横浜FMに逆転負けを喫し、勝ち点を積み上げられず5位に後退。首位との勝ち点差は「9」に広がり、残り6試合での逆転優勝に向けてはひたすらに勝っていくしかない状況になった。そんななか、9月30日にアウェーの地で開催される今節(J1リーグ第29節)は福岡との一戦に臨む。
「(福岡は)ケガ人もいるようですが、チームとしてのまとまりがすごくあります。福岡とは今年、何度か対戦してきているので、相手も自分たちのサッカーを分かっているでしょうし、自分たちも福岡のサッカーを分かっている。そのなかで違いをつくれれば相手も対応できないと思うので、そういうサッカーも見せていきたいです」
28日にオンライン取材に応じた佐野海舟は、そのように福岡の印象を話す。前節は柴崎岳とボランチでコンビを組み、攻守にわたって奮闘した。加入1年目にして鹿島の心臓とも呼べる働きぶりを見せている佐野は、勝利をつかむことにどん欲だ。
「自分たちは大事な一戦(前節横浜FM戦)で負けてしまって、その次の試合が大切であることは今シーズンを通してすごく分かっています。そのため、次の一戦では必ず勝利して、(優勝の)可能性がある限り、1試合1試合、勝っていくしかないと思っています」
鹿島の背番号「25」が、再び深紅のファン・サポーターに歓喜をもたらすためにベスト電器スタジアムのピッチを駆けめぐる。