7月14日、鹿島アントラーズの広瀬陸斗が練習後のオンライン取材に応じた。12日の天皇杯3回戦ヴァンフォーレ甲府戦ではPK戦の末に敗れて敗退となった。次は中3日の16日に味の素スタジアムでのJ1リーグ第21節FC東京戦に臨む。

上写真=鹿島アントラーズのトレーニングを行なう広瀬陸斗(写真◎KASHIMA ANTLERS)

「改善しなければいけないところは全部」

 7月12日に行なわれた天皇杯3回戦の甲府戦では、昨年に続き再び失意を味わうことになった。2巡目までもつれるPK戦で屈し、2年連続で甲府の前に敗退。背番号「22」の右足から放たれた美しい放物線が同点ゴールを生んだものの、勝ち上がりにつなげることはできなかった。

「(甲府戦は)ミスが多かったのと、引いた相手をどう崩すか(が反省点)。昨年と同じ甲府を相手に個人のところで負けているところも結構あったし、改善しなければいけないところは全部です」

 14日にオンライン取材に応じた広瀬陸斗は、そのように天皇杯甲府戦を振り返る。だが、真夏の連戦のさなか、16日にはすぐさま敵地でのリーグ戦第21節FC東京戦が待ち受ける。リーグ戦では3試合未勝利となっているだけに、仕切り直しとなる一戦で勝利を挙げたいところだ。

「まず、サポーターの皆さんに申し訳ない気持ちが一番にあります。やっぱり、勝ちを皆さんに届けなければいけません。(FC東京戦は)何が何でも全員の力で勝ちにいきたいと思います」

 鹿島を浮上させるために、広瀬が右サイドを駆け上がる。


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