7月10日、鹿島アントラーズの安西幸輝が練習後のオンライン取材に応じた。J1リーグでは前節のサンフレッチェ広島戦でも引き分けに終わり、3試合未勝利となった。次は中3日の12日にJITリサイクルインクスタジアムでの天皇杯3回戦ヴァンフォーレ甲府戦に臨む。
上写真＝鹿島アントラーズのトレーニングを行なう安西幸輝（写真◎KASHIMA ANTLERS）
「また甲府と戦えるチャンスがめぐってきた」
大雨の広島戦（7月8日・1-1の引き分け）の後は、夏の山梨県での天皇杯3回戦（12日）に臨む。リーグ戦前節から中3日でのアウェー連戦となるが、勝たなければ一つのタイトルの可能性がついえるトーナメント戦でもあり、必勝を期して臨む甲府戦。昨年は準決勝で敗れているだけに、今大会では是が非でも勝ちたい一戦だ。
「昨年、僕らが取ろうとしていたタイトルへの道のりで、準決勝で甲府に0-1で負けてしまいました。奇しくも今年、また甲府と戦えるチャンスがめぐってきた。天皇杯を取りたいので、昨年の雪辱も含めてしっかり勝ちたいと思っています」
10日にオンライン取材に応じた安西幸輝は、昨年の苦い記憶をよみがえらせながら、そのように甲府戦を見据える。J2で上位争いを繰り広げる前回大会王者を破り、4回戦へと駒を進めるべく、安西は甲府戦で勝つために闘志を燃やす。
「（鹿島は昨年の対戦時から）守備が整理され、攻撃ではボールをしっかり動かして意図的に攻めていくことを今年はやっているので、昨年とは全く違う形になると思います。今回は相手のホームで圧倒して勝ちたいです」
2023シーズンのタイトル獲得を目指し、鹿島の背番号「2」は真夏のアウェー連戦でも走り続ける。
