上写真=鹿島アントラーズのトレーニングを行なう岩政大樹監督(写真◎KASHIMA ANTLERS)
「埼玉スタジアムでの結果によって、ステージが変わっていく経験もした」
5月はルヴァンカップも含めた公式戦6試合を無敗(4勝2分け)で乗り切った。しかし、リーグ戦では5連勝した後の直近2試合では引き分けの結果が続いている。前節の鳥栖戦では試合終盤に鈴木優磨のゴールで同点に追いついたものの、その後に勝ち越し点を奪うことはできなかった。それだけに、上位陣を追走していくためにも6月4日に埼玉スタジアムで開催される次節浦和戦は、リーグ戦3試合ぶりとなる勝ち点3を手にしたい一戦だ。
「(浦和は)アジアチャンピオンです。経験のある選手たちがチームを引っ張っていて、そこに若手選手が伸びてきて、ここ数年間で積み上げてきたクラブとしての取り組みが実を結んでいるのだろうなと思います。それほどうまくいかない展開になったとしても、やはり経験のある選手たちが方向性を示し、メンタリティーをしっかりと持ちながらチームを引っ張って、勝ちに持っていくところに非常に強さを感じます。それに対して、自分たちはもう完全にチャレンジャーとして臨まなければいけません」
3日にオンライン取材に応じた岩政大樹監督は、そのように浦和の印象を話す。アジア王者を敵地で破り、6月も勝利を積み重ねていきたいところだ。
「埼玉スタジアムの雰囲気はいつもすばらしいです。あの圧力のなかでプレーすることが僕は好きでしたし、あそこのスタジアムでの結果によって、自分たちのステージが変わっていった経験もしましたので、今回もそういう試合になるといいなと願っています」
岩政監督率いる鹿島が、赤く染まる埼玉スタジアムで白星奪取を狙う。