上写真=雨の中で行なわれた前日練習で選手の状態をチェックした小菊監督(写真◎CEREZO OSAKA)
「自分たちの強みを生かしていく」
C大阪は5月14日の明治安田生命J1リーグ第13節で、京都サンガF.C.に1-0で勝利。4月のJリーグYBCルヴァンカップ・グループステージの2試合に続き、京都とは今季公式戦3試合目の対戦だった。
小菊監督はルヴァンカップの2試合を経て「京都のストロングポイントを全員が理解して、攻守において自分たちが意図的に試合をコントロールする時間が長かったことが、非常に良かった点」と評価。攻撃では「自分たちのストロングポイントを出しながら、質的優位の局面を生かしながら戦えた」こと、守備では「守る時間帯は、全員でしっかり守る。多くの時間で(意識を)共有できたところ」が良かったと分析した。
アウェーで湘南ベルマーレと対戦する20日の第14節も、相手の分析と対応がカギを握るとみている。守備については「自分たちがもう少し(パスの)出どころをつぶしにいく、抑えにかかることが大事なポイントになってくると思う」とコメント。さらに攻撃では「相手がどうボールを奪いに来るのか、今週しっかりやってきた。良い立ち位置から、自分たちの強みを生かしていく。そういう時間帯を多く作れるかが非常に大事」だと指摘した。
リーグ戦では今季、第8節から初めて連勝したものの、3連勝を目指した第10節で敗戦。最近5試合は勝利と敗戦を交互に繰り返しており、7位の現状から上位を追撃するためにも、まずは今季2回目の連勝を果たしたいところだ。
指揮官は「非常に大きな、大切な試合。勝つかどうかでトップ5、トップ3が見えてくるかの分岐点になる」と強調。「90分間、交代選手も含めてチーム全体で勝てるように戦っていきたい 」と決意を新たにしていた。