9月15日、鹿島アントラーズの岩政大樹監督が練習後のオンライン取材に応じた。チームは7日の天皇杯準々決勝でヴィッセル神戸に勝って準決勝進出を決めたものの、リーグ戦では直近4試合で勝利を挙げられていない。次は16日に敵地でのJ1第30節サガン鳥栖戦に臨む。
上写真=鹿島アントラーズのトレーニングを行なう岩政大樹監督(写真◎KASHIMA ANTLERS)
「ここからは“収穫の秋”だ」
8月に岩政大樹監督が就任してから1カ月が経過した。その間、リーグ戦では1勝3分け1敗。多くの勝利を手にすることはできていないが、敗北もまだ一度しか喫していない状況。残り2ヶ月を切った今シーズンの終盤戦で勢いに乗るためにも、9月16日の次節鳥栖戦は勝ち点3を手に入れたいところだ。
「ホームで勝ち点3、アウェーで勝ち点1を取っていくのが優勝を争うチームの必須条件だと思うんです。そう考えていくと非常にいい勝ち点を取れていて、川崎戦(第27節)で失った勝ち点1をまだ取り返せていないだけに、この鳥栖戦で勝ち点3を取れればそのベースに乗っかってきます」
鹿島の岩政大樹監督は、チームの現状についてそのような見解を示す。7日の天皇杯神戸戦からはアウェーゲームが続いているが、ここまでの2試合は無敗で乗り切っているだけに、ここから勝利を重ねていける手応えもつかんでいるようだ。
「チームとして勝ち点3を取りにいくフェーズに移行できる態勢は整ったと思っています。それは選手たちの感触、雰囲気を見ても、その絵はでき上がっているだろうと。ここからは“収穫の秋”だというふうに共有しながら、明日(鳥栖戦)から戦っていこうと思います」
岩政監督率いる鹿島が鳥栖の地での金曜ナイトゲームを制し、秋からの巻き返しを狙う。