7月16日&17日、明治安田生命J1リーグ第22節が各地で開催された。首位の横浜F・マリノスはサガン鳥栖と、2位鹿島アントラーズはヴィッセル神戸とそれぞれ引き分け、2試合連続でドローを演じた。好調なのは浦和レッズだ。前節、FC東京に完勝したのに続き、今節も清水エスパルスを撃破。連勝を飾り、無敗を7試合に延ばしている。

上写真=決勝点を決めたC大阪のパトリッキ(写真◎J.LEAGUE)

苦しい戦いが続く清水、磐田

 首位・横浜FMも、2位・鹿島も小休止といったところか。前者は鳥栖に、後者は神戸と引き分けた。横浜FMは仲川輝人が倒されて得たPKをレオ・セアラが決めて先制。だが、鳥栖に逆転を許し、苦しい戦いを強いられた。試合時間、残り5分となったところでチームを救ったのが水沼だ。鋭くボックス内飛び込んでヘディングを決めた。

 鹿島も、52分に神戸の大迫に3試合連続得点を許し、追いかける展開となったが、キム・ミンテが退場したものの、試合終了間際に和泉がゴールを決め、引き分けに持ち込んだ。3位の川崎Fが対戦相手の名古屋に新型コロナウイルス感染症の陽性者が出たことで試合が中止となり、トップ3の順位に変動はなかったが、横浜FMも鹿島もこれで2試合続けてドローゲームを演じることになった。

 トップ5まで順位を広げて見てみると、変動が見られた。前節終了時点で4位の広島は森島の得点で先制しながらも大前にゴールを許してアウェーで京都と引き分けて6位に後退。前節5位の柏はホームで札幌を1-0と撃破、そして同6位のセレッソ大阪はアウェーでガンバ大阪とのダービーに臨み、クォン・ギョンウォンに先制されるも山田の得点で追いつき、試合終了間際にカウンターからジェアン・パトリッキが劇的なゴールを決めて勝ち点3をつかみ取った。これでセレッソが5戦負けなしであるの対し、ガンバは3連敗。両者のチーム状態が結果に反映する形になった。

 下位では最下位の磐田がアウェーでFC東京に完敗。17位の清水も無敗を続ける浦和に先行を許す苦しい展開でホームながら1-2で敗れた。静岡勢が17位、18位に位置し、厳しい戦いを続けている。

第22節結果

画像: 先制ゴールをスコアした浦和の松尾佑介(写真◎J.LEAGUE)

先制ゴールをスコアした浦和の松尾佑介(写真◎J.LEAGUE)

▼7月16日

・鹿島 1-1 神戸
 得点:(鹿)和泉竜司
    (神)大迫勇也

・清水 1-2 浦和
得点:(清)山原怜音
    (浦)松尾佑介、オウンゴール

・名古屋 中止(延期) 川崎F札幌

・柏 1-0 札幌
 得点:(柏)三丸 拡

・湘南 0-0 福岡

・G大阪 1-2 C大阪
 得点:(G)クォン・ギョンウォン
    (C)山田寛人、ジェアン・パトリッキ

・鳥栖 2-2 横浜FM
 得点:(鳥)宮代大聖、ファン・ソッコ
    (清)レオ・セアラ、水沼宏太

▼7月17日

・FC東京 2-0 磐田
 得点:(F)木本恭生、渡邊凌磨

・京都 1-1 広島
 得点:(京)大前元紀
    (広)森島司


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