セレッソ大阪の小菊昭雄監督が、7月16日のガンバ大阪戦への並々ならぬ決意を語った。今季すでに3回対戦して2勝1分け、現在の順位も上回っているが、大阪のライバルの底力を警戒し、相手を上回るパフォーマンスで勝利をつかむべく燃えている。

上写真=大阪ダービーに向けて前日練習の指揮を執った小菊監督(写真◎CEREZO OSAKA)

「ガンバはガンバで、非常にクオリティーが高い」

「リーグ戦、天皇杯、ルヴァンカップ。もちろん、どの試合も大切で重要ですが、やはり大阪ダービーは毎回お伝えしている通り、私の中でも、セレッソファミリーの皆さんにとっても、スペシャルなゲームだと思っています」

 小菊監督は、いつも以上に強い口調で意気込みを語った。7月16日の明治安田生命J1リーグ第22節は、アウェーでのG大阪との大阪ダービー。指揮官は「チームの勝利のために一人ひとりが走り切る、戦う、ハードワークするなど、しっかりやれていることを変わらずやる。全員が100パーセントファイトすることが一番大事」と強調した。

 今季はJリーグYBCルヴァンカップのグループステージでも対戦し、1勝1分け。その後のリーグ戦第14節ではホームで3-1の逆転勝利を収めたが、これを小菊監督は「一つのターニングポイントになった試合」と捉えているという。ここから今季初の3連勝を飾ると、ルヴァンカップと天皇杯ではベスト8まで勝ち上がった。「チームが非常に成長し、高いレベルの競争の中で個人のパフォーマンスも上がっていく、そういう過程を見てきた」と振り返り、「さらに我々が成長するためのビッグマッチだと思っている。前回同様、勝ってチーム力を上げていけるようにしたい」と言葉に力を込めた。

 今季の対戦は2勝1分けで、前節終了時点で6位のC大阪に対し、G大阪は降格圏と勝ち点1差の15位と苦しんでいる。それでも小菊監督は「ガンバはガンバで、非常にクオリティーが高い。いまの順位やチームの状況は、大阪ダービーでは一切関係ないと、私自身もダービーの歴史を見てきて感じている。非常に難しい試合になると覚悟している」と強調。「全員が勝利のために愚直に戦う。それがすべて」と決意を新たにしていた。


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