7月8日、鹿島アントラーズのレネ・ヴァイラー監督が練習後のオンライン取材に応じた。前々節は柏レイソルに勝利したが、前節セレッソ大阪戦はホームで引き分けに終わり、連勝はならなかった。再び勝利を重ねるべく、敵地でのJ1第21節北海道コンサドーレ札幌戦に臨む。

上写真=鹿島アントラーズのトレーニングを行なうレネ・ヴァイラー監督(写真◎KASHIMA ANTLERS)

「札幌はホームで力を発揮する」

 波に乗り切れない戦いが続いている。今季は序盤戦でリーグ戦5連勝があったものの、ゴールデンウィークの連戦で2連勝してからは、連勝することができていない。7月に入り、2日に行なわれた前々節の柏戦では敵地で勝ち点3を挙げたが、ホームに戻って開催された6日のC大阪戦では3失点を喫し、勝ち点1の獲得にとどまった。首位の横浜FMとの勝ち点差は「5」に広がり、次は10日に札幌とのアウェーゲームに挑む。

「攻撃に関しては、得点は重ねられていますが、ただ、上田(綺世)選手が個人で打開して取った点もあるので、彼がいなくなってしまったところを埋め合わせる方法を見つけなければいけません。また、ディフェンス面が自分たちのウィークポイントであることは明白で満足ではありませんが、それでも選手たちはここまでいい成長を遂げてくれていると思っています」

 鹿島を率いるレネ・ヴァイラー監督はそのように現時点でのチーム状況について話す。ここまでの20試合で26失点している守備面については課題も残るが、それでもチームの成長に手応えを感じているようだ。次節札幌戦では、それらの課題を改善し、2試合ぶりの勝ち点3獲得を狙う。

「札幌はホームで戦うときのほうが力を発揮し、強いことはわかっています。もちろん、札幌も勝ち点が必要な状況なので、どの試合も同様ですが、すごくきつい試合になるでしょう。ただし、自分たちもやはり、勝利を手にしにいこうと思っています」

 7月10日の14時に北の大地でキックオフされる一戦で勝利をつかむため、レネ・ヴァイラー監督と鹿島の選手たちは着々と試合への準備を進める。


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