上写真=鹿島アントラーズのトレーニングを行なうレネ・ヴァイラー監督(写真◎KASHIMA ANTLERS)
「全員がベストのパフォーマンスを発揮しないと、求めている結果はついてこない」
猛暑のなかでの戦いが続いている。最近ではリーグ戦第17節京都戦、天皇杯3回戦大宮戦で2試合連続完封勝利を挙げ、前節の名古屋戦は結果的には1-1の引き分けだったものの、PKによる1失点以外は相手の攻撃陣を抑え、敵地で勝ち点1を得た。7月2日の次節も柏とのアウェーゲームを迎える。
「(柏は)4-0で負けた試合(前節)の前に、いくつかいい試合をしていました。また、順位表でも上のほうにいるので、タフな試合になることはもちろん分かっています。また全員がベストのパフォーマンスを発揮しないと、やはり自分たちの求めている結果はついてこないんじゃないかと思っています」
鹿島のレネ・ヴァイラー監督は、そのように柏の印象を話す。そして、「残念ながら1人、移籍する可能性もあります」とFW上田綺世の移籍の可能性にも触れ、「サッカーである以上、やはり得点を決めなければいけません。現時点でのトップスコアラーの選手の代替はすぐにはできないと思っています。もちろん、得点を重ねるためのプランをいろいろと練っていきます」と今後の戦いも見据えた。
「今いる選手たちのパフォーマンスには、すごく幸せを感じています。ただ、勝てる可能性もあれば負ける可能性もあることを現実的に認めてから、自分たちのパフォーマンスであったり、現状を見つめ直す必要があるのではないかと思っています」
リーグ戦2位で迎えたシーズン後半戦。レネ・ヴァイラー監督のもと、鹿島が総力をあげてJの頂点を目指す。