6月9日、鹿島アントラーズの鈴木優磨が練習後のオンライン取材に応じた。4日に行なわれたルヴァンカッププレーオフステージ第1戦は、アウェーの地でアビスパ福岡に0-1で敗れた。「声出し応援運営検証対象試合」ともなる11日の第2戦では、ホームで逆転を狙う。

上写真=鹿島アントラーズのトレーニングを行なう鈴木優磨(写真◎KASHIMA ANTLERS)

「鹿島のサポーターの応援は、すごく選手たちの力になります」

 ルヴァンカッププライムステージ準々決勝に進出するために、カシマスタジアムでの“逆転”に向けた戦いに臨む。6月4日に敵地で行なわれたプレーオフステージ第1戦では、堅守を誇る福岡の前に攻撃が沈黙し、0-1の完封負け。アウェーゴールを奪うこともできず、勝ち上がりにはホームで2点差以上での勝利が求められるが、鈴木優磨は「点差はちょっと負けていますけれど、僕たちにもチャンスはあるんじゃないかなと思っています」と第2戦を見据える。

「カシマスタジアムだったら、本当に“どんな点差だろうが逆転できる”っていう自信が自分の中にあるし、カシマスタジアムにはいろいろな力が宿っていると、僕は帰ってきてからつくづく感じます。ホームゲームのアドバンテージを生かし、戦い方を考えながら戦う必要があると思います」

 そして、逆転勝利を狙う鹿島の選手たちを、“12番目の戦士たち”の声が後押しする。この一戦は「声出し応援運営検証対象試合」となり、“声出し応援” が許可される一部座席のサポーターから声援が送られることになる。新型コロナウイルス禍となってから初めて、サポーターの声援がスタジアムに響くこととなる。

「カシマスタジアムでの試合は相手チームにとってすごく嫌なことだと思うけれど、それにプラスで、やはり鹿島のサポーターの応援は、すごく選手たちの力になります。自分たちにとってプラスなことだし、自分自身にとってもうれしいことです」

 鹿島を牽引する背番号「40」が、深紅のサポーターとともに逆転でのルヴァンカップ8強入りに挑む。


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