セレッソ大阪の小菊昭雄監督が、ガンバ大阪とのダービーマッチへの意気込みを語った。昨季は無観客開催だったが、今回は多くの観客が集まる見込みで、ホームの後押しを受けて勝利をもぎ取るべく燃えている。

上写真=笑顔も見せながら前日練習の指揮を執った小菊監督(写真◎CEREZO OSAKA)

「ともに勝利を喜び合いたい」

 C大阪は5月21日の明治安田生命J1リーグ第14節で、ホームにG大阪を迎えてダービーマッチを戦う。20日のオンライン会見で「いつも大阪ダービーはクラブにとって特別な、スペシャルな試合」と強調した小菊監督は、「明日もセレッソファミリーの思いを背負って戦わなければいけない。皆さんと喜びを分かち合いたい思いでいっぱい」と意気込みを口にした。

 C大阪ホームの大阪ダービーは昨季も5月(第12節)に行なわれており、会場はヤンマースタジアム長居だったが、コロナ禍での無観客開催だった。今季はヨドコウ桜スタジアムでの有観客開催。4月23日に同スタジアムで行なわれたJリーグYBCルヴァンカップの大阪ダービーでは、1万2000人を超える観客が詰めかけており、今回も両クラブのファン・サポーターで埋め尽くされそうだ。

 C大阪は同スタジアムで開催された第12節で、ジュビロ磐田を2-1で下して今季リーグ戦ホーム初勝利を挙げている。2-0で迎えた74分に退場者が出て10人となり、1点差とされた後の後半アディショナルタイムにはGKキム・ジンヒョンも負傷交代を余儀なくされたが、何とか逃げ切った。

 その磐田戦を振り返り、指揮官は観客の力を再確認するように「アクシデントがあった中で勝ち切れたのも、選手があと半歩を出せたのも、サポーターの熱い思いが、そうさせてくれた。私も選手も感謝の気持ちでいっぱい」とコメント。あらためて「明日もホームでできるので、皆さんの熱い思い、拍手とともに戦い、ともに勝利を喜び合いたい」と表情を引き締めた。

 今季ルヴァンカップでの対戦は1勝1分け。リーグ戦での初対戦に向けて「ガンバの調子も非常に良い」と警戒した小菊監督は、「ガンバのストロングポイントとウイークポイント、我々のゲームプランを、しっかり準備することができた。熱い試合を皆さんにお見せできるように戦っていきたい」と決意を新たにしていた。


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