上写真=マルコス・ジュニオールがPKを落ち着いて決めて36分に先制した(写真◎AFC)
■2022年4月28日 ACLグループH第5節(トンニャット・スタジアム)
横浜FM 2-0 ホアンアインザライ
得点者:(横)マルコス・ジュニオール、畠中槙之輔
仲川輝人の突破でPK獲得!
90分を通して、横浜FMにほとんど大きな問題は生じなかった。仲川輝人がロングドリブルでゴールに迫った4分のプレーをはじめとして、11分にCKからの永戸勝也のミドルシュート、そのこぼれ球のレオ・セアラのヘッド、15分のレオ・セアラの中央からのシュート、19分の渡辺皓太の強烈なミドルシュート、26分の永戸の至近距離からのシュート。次々にチャンスを作った。
問題があるとすれば決めきれないことで、そうなると、裏のスペースにスピード感を持って飛び出してくるFWグエン・バン・トアンがやっかいだった。地元のホアンアインザライに押し込まれたわけではないものの、ボールが渡るたびにスタンドが沸いて、アウェーの空気感に満たされた。
36分、マルコス・ジュニオールがPKをゴール右に決めて、ようやく先制。仲川がレオ・セアラのパスから右に抜け出して倒されて得たものだが、これで一息ついた。
後半はより横浜FMのペースになって、危険なシーンもほとんどなくなった。なかなかゴールも生まれなかったが、83分に右CKから畠中槙之輔が高々と跳び上がってヘッドでゴール右にたたき込んで、待望の追加点が生まれた。ホアンアインザライにはもう反撃の力は残っておらず、横浜FMが悠々と勝利を収めた。
「最高の試合を選手がやってくれました」
ケヴィン・マスカット監督も満足の勝利だ。これで3連勝ですべてクリーンシートと安定感は抜群で、首位のまま5試合を終えた。2位の全北現代と4位のシドニーFCの対戦が行われる前の段階で、全北とは勝ち点4差。最終戦はその全北との戦いが待つ。前回は0-1で敗れているが、リベンジの準備は整った。