JリーグYBCルヴァンカップ・グループステージ第5節が23日、各地で開催された。グループAは鹿島アントラーズとセレッソ大阪が勝ち点10に到達し、突破を決定。またグループBはサンフレッチェ広島が4勝目を挙げて勝ち点12とし、プレーオフステージ進出を決めた。

上写真=ゴールを決めた鈴木優磨が先制点を決めた樋口雄太の祝福を受ける。鹿島は3-0で大分に快勝(写真◎J.LEAGUE)

3チームのプレーオフステージ進出が決定!

 グループAはホームで大分を3-0で下した鹿島、同じくホームでガンバ大阪と引き分けたセレッソ大阪が、ともに勝ち点を10に伸ばし、グループステージの1試合(第6節)を残して、プレーオフステージ進出を決めた。

 グループBではホームで徳島に4-0で快勝した広島が4勝目を挙げていち早くプレーオフステージ進出を決定。2位争いは敵地で清水との直接対決を制した名古屋が順位を逆転し、勝ち点7で2位に浮上した。一方、敗れた清水は勝ち点5のままで3位に転落。5月18日に行われる第6節で、名古屋は敵地で徳島と、清水はホームで広島と対戦し、グループステージ突破を目指す。なお、現在4位の徳島も名古屋に得失点差を帳消しにする勝利を飾れば可能性はあるものの、その上で清水対広島の結果に左右される他力本願の状況となっている。

 グループCは柏が敵地で札幌に逆転勝ちを果たし、首位に浮上した。アディショナルタイムに2ゴールを記録したのは、10番を背負うマテウス・サヴィオ。劇的な勝利で逆転負けを喫した第2節のリベンジを果たすこととなった。2位は柏に敗れた札幌と、敵地で鳥栖に屈した京都。最下位は鳥栖だが、GS最終節(=6節)を前に勝ち点3差の中に4チームがひしめく状況であり、札幌対鳥栖、柏対京都はいずれも突破をかけた激しい試合となりそうだ。

 グループDの第5節は、ホームチームが逆転勝ちを果たした。福岡は湘南に先行を許したものの、後半にジョルディ・クルークス、フアンマ・デルガドのゴールで逆転。勝ち点を9として首位に浮上した(湘南と並ぶ)。そして磐田もFC東京に先制されたが、ファビアン・ゴンザレスのゴールで追いつき、後半のアディショナルタイムに鹿沼直生が決めて逆転勝ちを収めた。突破に向けては、5節終了時点で勝ち点9で並ぶ湘南と福岡が有利ではあるものの、磐田も勝ち点2差で追っており、第6節の湘南戦に突破をかけることとなった。なお、磐田に逆転を許した4位FC東京は、最終節を待たずに敗退が決まった。

【ルヴァンカップGS第5節・結果】

◎4月23日
▼グループA
・C大阪 0-0 G大阪

・鹿島 3-0 大分
得点:(鹿)樋口雄太、鈴木優磨、アルトゥール・カイキ

▼グループB
・清水 0-1 名古屋
得点:(名)金崎夢生〈PK〉

・広島 4-0 徳島
得点:(広)柏好文、森島司、ジュニオール・サントス2

▼グループC
・札幌 1-2 柏
得点:(札)ミラン・トゥチッチ
   (柏)マテウス・サヴィオ2

・鳥栖 3-0 京都
得点:(鳥)福田晃斗、岩崎悠人、藤原悠汰

▼グループD
・福岡 2-1 湘南
得点:(福)ジョルディ・クルークス、フアンマ・デルガド
   (湘)山田直輝

・磐田 2-1 FC東京
得点:(磐)ファビアン・ゴンザレス、鹿沼直生
   (F)梶浦勇輝

各グループの順位表は下記から!


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