セレッソ大阪の小菊昭雄監督が、4月23日のJリーグYBCルヴァンカップ・ガンバ大阪戦への意気込みを語った。今季公式戦で1勝しかしていないホームゲームで大阪ダービーを制し、次のステージ進出を決めるべく燃えている。

上写真=ホームでの大阪ダービーに向けて前日練習の指揮を執った小菊監督(写真◎CEREZO OSAKA)

今季ホームでの公式戦は1勝のみ

 ルヴァンカップのグループステージで3勝1敗のC大阪は現在、Aグループの首位。23日のG大阪戦で引き分け以上の結果なら、同グループの鹿島アントラーズ-大分トリニータの結果に関係なく、グループ2位以内が確定し、プレーオフステージ進出が決まる。

 だが小菊監督は「とにかく勝って、勝利で次のステージに進出したいという強い思いがある」ときっぱり。ホームでの大阪ダービーに向けて「ガンバ戦は、いつも勝たなければいけない試合。ホームでガンバに勝ち、次のステージに進出したい」との強い思いを口にした。

 G大阪は13日の第4節で今季ルヴァンカップ初勝利を挙げたが、17日の明治安田生命J1リーグ第9節では湘南ベルマーレに敗れ、リーグ戦は2勝4分け3敗と思うような結果が出ていない。それでも小菊監督は「片野坂(知宏)監督に代わり、片野坂さんのカラーが浸透しつつある」と現状を分析。「攻撃は、選手たちの個を生かすための立ち位置や、ビルドアップの共有などが一戦一戦、クオリティーが上がっている印象。守備も全員でハードワークして、規律を守り、チームのデザインを全員で共有している」と警戒している。

 C大阪にとって気になるのは、今季ホームゲームでの勝利が少ないこと。リーグ戦は2分け2敗の未勝利で、ルヴァンカップも、勝てばグループ首位通過が決まっていた前節の鹿島戦は1-3で敗れ、初黒星を喫した。今季公式戦での勝利は第3節、大分を6-1で下した1試合のみだ。

 大分戦は前半に先制されたものの、後半のゴールラッシュで鮮やかな逆転勝利を収めた。当時を振り返って「ホームゲームで勝ち、セレッソファミリーの皆さんが喜んでいる姿を見るのは、私たちにとっても幸せなこと」と語った指揮官は、「ライバルのガンバに勝って次のステージ進出を決めたときは、さらにスタジアムの一体感や、皆さんの笑顔が見られると思う」とコメント。今季ホームでの公式戦2勝目を「全員で勝ち取りたい」と決意を新たにしていた。


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