AFCチャンピオンズリーグ(ACL)で初戦に勝利を収めた横浜F・マリノス。中2日で迎える第2戦の相手は中国の全北だ。シドニーFC(オーストラリア)との初戦に引き分けた相手だけに全力で勝利を狙いに来るだろうが、ケヴィン・マスカット監督も畠中槙之輔も「自分たちのサッカーを」と集中する。

上写真=マスカット監督と畠中槙之輔が前日会見で勝利を誓った(写真◎Y.F.M.)

「2年ぶりぐらいに応援歌を聞いて勇気をもらった」

 初戦では地元の大声援をバックに激しく戦ってきたホアンアインザライを、レオ・セアラの2ゴールで2-1と退けた横浜F・マリノス。中2日で迎える4月19日の第2戦は、中国の全北を相手に戦う。

 全北は初戦のシドニーFC戦ではスコアレスドロー。シュート数も9本と11本でほぼ互角の戦いで痛み分けとなった。だからこそ、横浜FM戦では勝利を激しく求めてくるだろう。

 だが、相手がどういう状況であっても、ケヴィン・マスカット監督は「自分たちのサッカーをすることに集中していく」と繰り返す。

「自分たちのアプローチに変わりはありません。ハードワークをすることが大事で、強度の高いサッカーをしていきます。環境やコンディションは日本とは違いますが、やることは一緒です。大事になるのは自分たちのサッカーをすることで、そのために日々ハードワークして練習して準備するだけです。それを明日の試合でも表現できればと思います」

 全北とは2020年にもグループステージで戦っていて、2-1、4-1とダブルを達成している。畠中槙之輔もその勝利の一員だったが、当時の印象は「アグレッシブに戦ってくる」だった。ただ、それは過去の話。

「2年前から自分たちは変わっていますし、相手も変わっているので、2年前とは違った戦いになると予想しています。明日勝つことに集中して、チーム一丸で頑張りたい」

 気候の違いにしても、それほど気にはしていないという。

「日本より気温も湿度も高くて、90分戦うことからいえば環境が違うので難しいですが、1試合を終えて思ったのは、練習のときよりは涼しかったので試合だからと言って別のことを考えることはないということ。やるべきことやるだけですし、しっかり試合に集中できます」

 サポーターの声出しも解禁されていて、初戦でも完全アウェーの中、声援が力になった。

「2年ぶりぐらいに応援歌を聞いて勇気をもらい、いいパフォーマンスができたと思っています。最後の一歩で踏ん張れないときに背中を押してもらうパワーになりますから、残り5試合は一緒に戦うつもりでがんばりたい」

 中2日で選手起用も重要になる。マスカット監督は明言こそしないものの、誰が出ても自信があると断言する。

「明日の試合、過密日程の中でどう戦っていくか、いろいろな理由を加味して違うメンバーでいく可能性もあります。自分はチーム全員を信頼していて、彼らがいることによって自分たちは強いんです。マリノスのサッカーを必ずピッチ上で表現していきますので、明日の試合で皆さんに楽しみに見ていただきたいと思います」

 気持ちよく勝って連勝といきたい。


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