ヴィッセル神戸は21日、トップチームの体制変更を発表した。三浦淳寛氏との契約を解除した監督には、リュイス・ヤングプレイヤーデベロップメントコーチが就任。暫定的に指揮をとる。また、東京ヴェルディで監督を務めていた永井秀樹氏が新たにスポーツダイレクターに就任することになった。なお、ヘッドコーチの林健太郎、アシスタントコーチの平野孝は今後、スカウティング業務にあたる。

上写真=リュイス氏がコーチから監督に昇格。暫定的に指揮を執ることになった(写真◎J.LEAGUE)

J1では7戦未勝利、新体制で再出発

 三浦監督との契約解除を受けて、指揮をリュイス・ヤングプレーヤーコーチがトップチームを率いることになった。クラブ発表によれば、『暫定的に』指揮を執る。

 ACLのプレーオフでは延長の末にメルボルンVを下し、本戦出場を決めていたが、今季のJ1は7戦未勝利(4分け3敗)。チームは、16位に低迷していた。

「この素晴らしいクラブを率いることができ、本当に光栄な思いです。トップクラスのチームが既に出来上がっているこの環境で、一流の選手、スタッフに囲まれて仕事ができることにワクワクしています。
 皆が一つになって努力することができれば、必ずファンの皆さんに誇ってもらえるようなチームになれることを確信しています」

 リュイス新監督は2020年にFC今治の監督に就任。J参入初年度はチームを7位に導いたものの、翌21年は低迷し、7試合を消化して1勝のみとなり、監督の座を退いたが、今年1月から神戸のヤングプレーヤーデベロップメントコーチとして主に若手の指導を行っていた。

 また、スポーツダイレクター(SD)には新たに永井秀樹氏が就任。昨季途中まで東京Vの監督を務めていたが、9月に辞任。本人辞任後、Jリーグの調査により、パワハラ行為があったと認定され、クラブに罰金100万円とけん責処分が課せられた。Jリーグの報告を受けた日本サッカー協会でも協議され、先日、1年間のS級ライセンス停止処分を下されている(2021年12月24日から22年12月23日まで)。

「この度、ヴィッセル神戸のスポーツダイレクターに就任させて頂くことになりました。夢のあるヴィッセル神戸のプロジェクトに加われること光栄に思います。プロジェクト成功の為に初心に立ち戻り粉骨砕身努力してまいります。このような機会を与えて頂きましたヴィッセル神戸全ての関係者の皆様に心より感謝致します。ヴィッセル神戸のファン、サポーターの皆様、この先ヴィッセル神戸が更に成長し世界に誇れるクラブになっていけますよう引き続き応援のほど何卒宜しくお願い致します」

 神戸のSDとして再起をはかることになった。

◆トップチーム暫定体制
・監督:リュイス・プラナグマ・ラモス
・コーチ:菅原 智
・アシスタントコーチ:北本久仁衛
・GKコーチ:アレックス
・分析コーチ:吉村俊希
・フィジカルコーチ:山崎 亨
・コンディショニングコーチ:梅木 暁

◆監督プロフィール
・本名:Lluís Planagumà Ramos(リュイス・プラナグマ・ラモス)
・生年月日:1980年10月25日(41歳)
・出身地:スペイン カタルーニャ州
・指導歴:RCDエスパニョールユース監督→UDAグラネメ監督→ビジャレアルCF B監督→RCDエスパニョール B監督→グラナダCF B監督→UCAMムルシアCF監督→エルクレスCF監督(以上スペイン)→FC今治監督


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