上写真=鹿島アントラーズのトレーニングを行なうレネ・ヴァイラー監督(写真◎KASHIMA ANTLERS)
「選手には勝ちたい気持ちや、その姿勢を示してほしい」
3月11日に来日し、13日にチームに合流したレネ・ヴァイラー監督は、15日に敵地で行なわれたルヴァンカップ第1節(延期試合)大分戦で指揮を執った。だが、終了間際に同点に追いつかれ、3-3の引き分けの結果に終わった。次はリーグ戦3連勝を懸けて19日にJ1第5節湘南戦に挑む。6日の第3節柏戦、11日の第4節神戸戦と2試合連続で完封勝利を収めているだけに、次節も勝ち点3を手にしたいところだ。
「我々の選手には(試合の)立ち上がりから勝ちたいという気持ちや、その姿勢を示してほしい。本当に何かを成し遂げたいという熱量を、スタジアムにいる皆さん、画面を通じて応援してくださる皆さんに、言葉ではなくて行動で表現することを選手たちに期待したいと思っています」
レネ・ヴァイラー監督は、そのように選手たちの奮起に期待を寄せる。「実際に試合をやるのは選手。その選手たちを手助けすることが監督の仕事」とも話すように、勝利をつかむために万全の準備をして、選手たちを湘南戦のピッチへと送り出す。
「やはり自分たちの姿勢をしっかりと示して、それが皆さんに伝わればと思います。今日、明日ですぐにすべてが完璧にいくのは難しいことなので、僕自身は我慢もしてもらえればと考えていますが、ただし僕は最善のことに取り組みます。そして、将来的に皆さんとともにいい成果を出すことができればいいです」
カシマスタジアムに歓喜をもたらすために、鹿島の新たな指揮官が本拠地でタクトを振るう。