2月23日のJリーグYBCルヴァンカップ・グループステージ第1戦で先制点を決め、勝利に貢献したセレッソ大阪MF為田大貴。結果とは別に課題と収穫を得て、3月2日の第2戦でも連勝スタートに貢献すべく燃えている。

上写真=為田は笑顔も見せながら3月1日の前日練習を消化した(写真◎CEREZO OSAKA)

「タイトルに貢献できたら」

 ガンバ大阪とのダービーマッチとなったグループステージ第1戦に先発出場した為田は、7分に左からのFKに合わせてニアサイドに入り、バックヘッドで流し込んで先制点。チームは点の取り合いの末に3-2で勝ち、白星スタートを切った。

 為田は3月1日のオンライン取材で「もちろん、みんな気合も入っていました。試合前に(小菊昭雄)監督から『前線からみんなで守備をして戦うことが、この試合のキーになってくる」と言われていて、前半はまとまって体現することができたと思う』と振り返った。ゴールについては、高さ勝負で不利な状況を踏まえて「ニアを狙いながら、というのは練習していた」という。
 
 C大阪は前半で2-0とリードしたが、後半のビッグチャンスを決められず、その後に2失点して追い付かれた。「もちろん2-0はサッカーにおいて難しいので、次の1点を取るのがすごく大事だと話していた」と語る状況で、チャンスを作るなど勢いは持続させていたものの、チャンスを逃した数分後に失点し、主導権を手放している。

「そういうとき、もう少し自分たちがはっきりプレーできれば」と反省点を挙げた為田は、「押し込まれていたので、つなぐ意識よりは、前に自分たちが押し込めるような形で、簡単なプレーを増やすなど、(ピッチの)中で修正できたと思う」との課題も指摘。ただ、最後は84分に勝ち越し点を奪って勝利しており、「ああいう形で勝ち点3が取れたのはプラス。2点は取られましたが、アウェーでもう1点取り、勝ち切る姿を見せることができたのは、チームとしてすごく良い状態じゃないかと思う」と収穫も強調した。

 ジェフユナイテッド千葉から加入した昨季は、1月に右足関節前方インピンジメント症候群で手術を受け、全治3カ月という苦しいスタート。リーグ戦とルヴァンカップで各1試合の出場に終わり、「悔しい思いもしたし、不完全燃焼で終わった年だった」と語る。

 それでもシーズン終盤の天皇杯では、先発出場して好プレーを披露。勢いを持続したい今季は「どんどん試合を通じてコンディションを上げていって、去年取れなかったチームのタイトルに貢献できたら」と意気込み、まずは3月2日、鹿島アントラーズとアウェーで対戦するグループステージ第2戦での連勝を誓っていた。


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