セレッソ大阪FW加藤陸次樹が、自覚と責任を胸に加入2年目のシーズンに臨む。歴代のストライカーが背負ってきた背番号を受け継ぎ、昨季は達成できなかったリーグ戦2ケタ得点に向けて、開幕からのゴールラッシュを期している。

上写真=開幕戦を前に練習に臨む加藤。新しい背番号で新シーズンを戦う(写真◎CEREZO OSAKA)

「去年より手応えがある」

「本当に楽しみです。今年は勝負の年だと思っているので、チームの結果ももちろんですが、個人としても2ケタ(得点を)取れるように、開幕から積極的にシュートを狙っていきたい」

 2月18日にオンライン会見に臨んだ加藤は、翌日に控えた明治安田生命J1リーグ開幕戦への意気込みを語った。C大阪はアウェーで横浜F・マリノスと対戦し、2022年シーズンのスタートを切る。

 J2のツエーゲン金沢から『個人昇格』した昨季は、J1で35試合に出場してチーム最多の7得点を挙げたものの、2ケタには届かなかった。今季は「開幕からどんどんシュートを打ってゴールを取れるように、なおかつ勝てるようにやっていきたい」と意気込み、横浜FMの特徴を「前線からのプレスと、攻撃も前線が起点となって、全体的に攻守に速いイメージがある」と評している。

 加入2年目の今季、プレシーズンでは「練習試合でも去年より手応えがある」という。昨季の蓄積と実績を生かしつつ「積極的にコミュニケーションを取って、自分で強引に行くところもトライしながら、良い準備ができた」と力強く語った。

 1年目の背番号は29だったが、昨季限りで現役を引退した大久保嘉人氏がつけていた背番号20を受け継いだ。過去には西澤明訓氏などもつけており、クラブ歴代のストライカーがつけた番号を託されたところに、期待の大きさがうかがえる。「セレッソの伝統的な背番号。まずは2ケタ得点という目標を持っている」と語った加藤は、「20番に恥じない活躍をしていきたい」と決意を新たにしていた。


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