2月17日、鹿島アントラーズの鈴木優磨が練習後のオンライン取材に応じた。チームは19日に控えるリーグ開幕戦のガンバ大阪戦に向けて、調整を進めている。ここ数年は開幕戦で勝利を挙げることができていないだけに、今季こそは白星スタートを切りたいところだ。
上写真=鹿島アントラーズのトレーニングを行なう鈴木優磨(写真◎KASHIMA ANTLERS)
「吹田とはすごく相性がいい」
鹿島は2017年以降、5シーズンにわたってリーグ序盤戦で躓いている。2018年は敵地で清水と引き分けて勝ち点1をつかんだものの、2017年はFC東京、2019年は大分、2020年は広島、そして昨季は清水を相手に苦戦し、いずれも黒星発進となった。最後に開幕戦で勝利を挙げたのは、最終的にリーグ優勝を成し遂げた2016年までさかのぼる。そのとき、敵地でのG大阪との一戦で決勝点を決めたのは、当時はプロ2年目の鈴木優磨だった。
「個人的には、吹田とはすごく相性がいい」
そのときのゴールはパナソニックスタジアム吹田(当時の呼称は市立吹田サッカースタジアム)におけるJリーグの初得点となり、「鈴木優磨」の名がスタジアムの歴史に刻まれた。それから6年が経ち、再びその地でチームを勝利に導くゴールを狙う。過去5シーズンの悪い流れを断ち切り、今季のスタートダッシュを目指す。
「今のチームは年齢がとても若いし、個人としてもスタートダッシュはすごく大事になると思っている。若くてエネルギッシュな力をどんな形でもいいので勝利につなげていければチームとして乗ると思うので、内容ももちろん大事だけれど、泥臭くも勝ち点を必ず取れるようなサッカーを見せて、大阪から帰ってきたいと思います」
深紅の40番を背負うゴールゲッターの目は、“ゴール”と“勝利”を見据えている。