1月12日、2022シーズンを始動させた鹿島アントラーズの荒木遼太郎が練習後のオンライン取材に応じた。昨季はJ1リーグ戦で4位に終わり、ルヴァンカップ、天皇杯もベスト8の結果にとどまりタイトル獲得はならなかった。新シーズンは改めて頂点を目指す戦いに臨む。

上写真=鹿島アントラーズのトレーニングを行なう荒木遼太郎(写真◎KASHIMA ANTLERS)

「本山さんがつけていて、自分もつけたいと思っていた」

 鹿島の2022シーズンが幕を開けた。1月10日に新型コロナウイルス感染症のPCR検査で陽性診断を受けた選手がチーム内で出たことにより、当初の予定よりも1日遅れてのチーム始動となった。スイス人のレネ・ヴァイラー新監督の下で挑む今季も、目指すのは“タイトル獲得”だ。

「自分は鹿島に入ってから、まだタイトルを何一つ取れていないので、やはりタイトル獲得を一番に考えて、常にタイトルを目指してやりたいと思っています」

 荒木遼太郎はそのように新シーズンの抱負を言葉にする。プロ2年目の昨季は10得点を挙げてJリーグアウォーズのベストヤングプレーヤー賞を受賞し、満を持して今季は背番号を「10」に変更。ジーコ、レオナルド、柴崎岳や、東福岡高校の先輩でもある本山雅志が背負ってきたエースナンバーを継ぐことを自ら希望し、2022シーズンのさらなる活躍を見据える。

「自分から(10番をつけたいと)言いました。(高校の)先輩でもある本山さんがつけていて、自分もつけたいと思っていたので。まだ、あまり(10番の)重みは感じていないのですが、その番号に恥じないプレーをしていきたいです」

 チームは今後、宮崎県でのトレーニングキャンプを経て、2月18日のJ1リーグ開幕を迎える(鹿島の開幕戦は19日もしくは20日のアウェー・G大阪戦)。2016シーズン以来となる国内タイトル奪還を目指し、新たな戦いに臨む。


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