北海道コンサドーレ札幌は12月29日、浦和レッズからFW興梠慎三が期限付き移籍で加わることを発表した、興梠は浦和でミハイロ・ペトロヴィッチ監督の下で大活躍。再びタッグを組む事になった。移籍期間は2022年2月1日から2023年1月31日までで、この間は浦和と対戦するすべての公式戦に出場できない。

上写真=興梠慎三が覚悟の移籍。札幌でペトロヴィッチ監督と再タッグだ(写真◎J.LEAGUE)

「もう一度もがいてみようと」

 鹿島アントラーズ、浦和レッズでリーグ戦合計158ものゴールを決めてきたストライカーが、北の大地に赴く。興梠慎三が北海道コンサドーレ札幌へ期限付き移籍することを決めた。

 札幌のミハイロ・ペトロヴィッチ監督とは浦和時代にともに戦った仲で、そのスタイルは興梠に染み付いている。ゴール前で危険な存在であり続けるプレーで、札幌にタイトルをもたらすことはできるか。

「浦和レッズから期限付き移籍できました興梠慎三です。
 またミシャとサッカーが出来ること大変うれしく思います。この移籍で大事な家族、大事なクラブから離れてこのクラブにやってきました。生半可な気持ちでこのクラブにやって来たわけではありません。1つでも多くタイトルを取りチームの歴史に名を刻めれる様に頑張りたいと思います。最初から応援してもらえるとは思っていません。結果を残して応援される選手になれるように頑張ります」

 並々ならぬ決意を明かした。浦和では数々のタイトルを手にしてきたが、2021シーズンは大きく出番を減らしてリーグ戦でもゴールは1つだけ。浦和のファン・サポーターにも同様に強い思いを伝えた。

「9年間、本当に熱い応援ありがとうございました。
 今年1年、何一つチームに貢献できなかったことを大変申し訳なく思っています。
 今回、期限付き移籍という形で移籍することが決まりました。
 今年はなかなか試合に出場できない時期が続き、自分自身このまま引退ということも考えましたが、自分を必要としてくれるクラブからオファーをいただき、もう一度真剣にサッカーと向き合い、もう一度もがいてみようと思いました。
 自分のわがままを受け入れてくれたクラブには大変感謝しています。
 この浦和レッズでファン・サポーターとともに闘ってきた9年間は、本当に自分にとって大きな財産になりました。
 この決断に悔いはありません。
 少しでもピッチに立っている姿をみなさんに見せられるように頑張ります。
 本当にありがとうございました。
 また必ず」

興梠慎三(こうろき・しんぞう)
■生年月日:1986年7月31日
■身長/体重:175cm/72kg
■ポジション:FW
■出身地:宮崎県宮崎市
■経歴:宮崎東サッカースポーツ少年団 - 東大宮中 - 鵬翔高 - 鹿島アントラーズ - 浦和レッズ
■出場記録
J1:459試合157得点
リーグカップ:65試合21得点
天皇杯:39試合12得点
ACL:67試合26得点
クラブワールドカップ:2試合0得点
その他公式戦:8試合3得点
■代表歴:U-18日本代表、U-20日本代表、U-23日本代表(オーバーエイジ)、日本代表


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