上写真=チームの現状などについて語った三浦監督(写真◎VISSEL KOBE)
「七転び八起きの話もした」
9月29日に開催された明治安田生命J1リーグ第28節で、神戸はアウェーで川崎Fに1-3で敗戦。10月2日のホームでの浦和戦までは移動も含めて中2日とあって、三浦監督は「修正する時間は正直、ない」とチームの現状を語った。
川崎F戦は前半に先制して1-0で折り返したものの、後半に3失点して今季初の逆転負け。三浦監督は試合後の会見で失点シーンを「本当にもったいなかった」と振り返り、ミスがあったと指摘した。
ただ、この日のミーティングでは「試合の結果に対する責任はすべて自分が取る。少しでも良いプレーをする、次にエラーを改善できるように努力してほしい、と話した」という。さらに「七転び八起きの話もしましたが、何度もトライして、エラーが起こったらやり直すことを繰り返しやっていくだけ。選手たちは良い表情でトレーニングしていたので、チーム全体で乗り越えていく」と強い決意を口にしている。
カタール・ワールドカップ最終予選に臨む日本代表に選出され、川崎F戦では先制点をアシストしたFW大迫勇也については「もちろん得点を期待していますが、それ以外の貢献度が非常に高い」とコメント。加入後いまだ無得点の状況を踏まえて「ゴール(の数)だけを見て、いろいろ言っている人もいるかもしれませんが、献身的、ボールが収まる、味方を使うことなど、本当に一流」と語り、「すごく評価していますし、助けられている」との信頼を明かした。
来季のACL出場権を得られる3位以内の争いは、3位の名古屋グランパスが勝ち点57、4位の神戸と5位の浦和が勝ち点54で並んでおり、今節の直接対決は大きな意味を持つ。ただ、今季の浦和との対戦はJ1第15節で敗戦、JリーグYBCルヴァンカップのプレーオフステージでは1分け1敗で敗退と、まだ白星がない。
浦和の現状を「いろいろなものが整理されてきて、実際に結果もついてきている。チームとしての力はすごく上がってきているという印象がある」と語った三浦監督。「どの試合も一戦必勝でやっていくが、すごく重要な試合」と上位対決に意気込んでいた。