上写真=オンライン取材に応じた鹿島アントラーズの相馬直樹監督(写真◎KASHIMA ANTLERS)
川崎F戦からの3日間。「しっかりと切り替えてやってくれた」
直近の川崎F戦(第32節前倒し開催)では試合終盤の2失点で逆転負けを喫し、9月の公式戦4敗目となった。5日のルヴァンカップ準々決勝名古屋戦からホームゲームが続いたものの、J1第28節福岡戦を含め無観客開催となった2試合で連敗。翌29節のG大阪戦は3-1と完勝したが、川崎F戦では連勝することができず、いまひとつ波に乗り切れない。順位も一時はAFCチャンピオンズリーグ出場圏の3位まで上りつめたものの、現在は7位に甘んじている。
ただ、相馬直樹監督は川崎F戦について「勝てなかったことも事実ですが、素晴らしい戦いをしたことも事実だと思います」と話し、チーム状態に手応えを感じているようだ。その上で、「その星の色を(黒から白に)変えられるようにするには何が必要か。それはもう日々(の取り組み)しかない。まずいいトレーニングをしていこう」と次節C大阪戦までの準備を進め、そして選手たちも「しっかりと切り替えてやってくれた」と指揮官は言う。
勝ち点3獲得を目指す26日の第30節C大阪戦はヨドコウ桜スタジアムが舞台となる。相馬監督は「全体的に、攻守両面において非常にコレクティブな部分が強調されていると感じています」と相手の印象について言及し、「簡単に自分たちの展開に持ち込むことは難しい」と、厳しい試合になることを想定する。ただ、「それでも当然勝ちを目指す上で、自分たちが積み上げているものをしっかりと形にできるように」と勝利に向けて最善を尽くす。
2試合ぶりの白星をつかむべく、巻き返しを狙う深紅の戦士たちが大阪の地に乗り込む。