上写真=最終節に向けて練習を消化した大久保(写真◎CEREZO OSAKA)
「ACLの舞台で戦えるのは大きい」
グループステージで首位に立つC大阪は、日本時間7月9日19時からの最終節で、2位の傑志(香港)と対戦する。C大阪は勝利や引き分けならもちろん、負けても1点差なら首位通過。2点差以上で負けて2位になっても、各グループ2位の上位3チームに入ることが確定しており、グループステージ突破は決まっている。
とはいえ、チームの目標はあくまでも勝利での首位通過だ。大久保も「突破は決まっていますが、最後に良い試合をして、勝って日本に帰りたい」と力強く語った。
前節は控えで出場機会がなかったが、第4節までに先発で2試合、交代で2試合に出場。3-0で勝ったポートFC(タイ)との第4節では、CKをDFチアゴがヘッドで折り返したボールに反応してシュート、GKに止められても素早くこぼれ球を押し込み、貴重な2点目を挙げている。ACLでは川崎フロンターレ時代の2014年以来、7年ぶりのゴールだった。
これまで素晴らしいキャリアを築いているが、ACLはどんな意味を持つのか、という外国人記者からの質問に「いろいろな経験をしていますが、ACLはあまり出場もしていない。今年セレッソに戻ってきてACLの舞台で戦えるのは、自分の中で本当に大きなこと」とコメント。続けて「このセレッソで、ACLで優勝できれば最高です」と、クラブ初のアジア制覇への思いを語った。
「ここまで負けていないですし、ほぼ全員の選手が出場して、みんな良いパフォーマンスができている。競争意識も出てきたし、最高だったんじゃないか」と5試合を振り返ったが、「でも、まだあと1試合残っている」と強調。「この2週間、部屋からあまり出られずに苦しかったですが、最後の1試合、みんなで勝って日本に帰りたい」と勝利での締めくくりを誓った。