6月27日、明治安田生命J1リーグは第20節が開催され、鹿島アントラーズは北海道コンサドーレ札幌とカシマスタジアムで対戦。前半に犬飼智也が先制点を挙げると、後半にはディエゴ・ピトゥカ、常本佳吾、エヴェラウドにもゴールが生まれ、ホームで快勝を収めた。

上写真=先制ゴールを決めた鹿島の犬飼智也をチームメイトが祝福する(写真◎J.LEAGUE)

■2021年6月27日 J1リーグ第20節(@カシマ/観衆7,953人)
鹿島 4-0 札幌
得点:(鹿)犬飼智也、ディエゴ・ピトゥカ、常本佳吾、エヴェラウド

・鹿島メンバー◎GK沖悠哉、DF常本佳吾、犬飼智也、町田浩樹、杉岡大暉(90分:小泉慶)、MF土居聖真(76分:松村優太)、レオ・シルバ(76分:三竿健斗)、ディエゴ・ピトゥカ、白崎凌兵(64分:和泉竜司)、FW荒木遼太郎(64分:ファン・アラーノ)、エヴェラウド

・札幌メンバー◎GK菅野孝憲、DF田中駿汰、宮澤裕樹、福森晃斗、MFルーカス・フェルナンデス(65分:菅大輝)、駒井善成、高嶺朋樹(56分:深井一希、86分:岡村大八)、青木亮太、FW金子拓郎、荒野拓馬(56分:ドウグラス・オリヴェイラ)、チャナティップ(86分:中島大嘉)

「先に点を取れたことが大きかった」

 試合が動いたのは開始早々の10分。荒木遼太郎のCKに犬飼智也がヘディングで合わせ、鹿島が幸先よく先制点を奪う。その後、最終ラインからのビルドアップを駆使する札幌に反撃を受けるも、逆に決定機をつくったのは鹿島だった。22分に荒木、32分には土居聖真がゴールチャンスを迎える。しかし、シュートを枠に飛ばすことはできない。一方、25分には青木亮太に至近距離からゴールを狙われるも、この場面はGK沖悠哉の顔面ブロックでしのいだ。

 1-0で迎えた後半は鹿島がゴールラッシュを見せる。立ち上がりの48分にディエゴ・ピトゥカに来日後初ゴールが生まれると、63分には常本佳吾がプロ初得点を記録。さらに68分にはディエゴ・ピトゥカのCKからエヴェラウドが強烈なシュートを叩き込み、リードを4点に広げた。その後、さらなる追加点は生まれなかったものの、チャンスをつくり続けた鹿島が4-0で札幌を破り、ホーム通算300勝目という記念の勝利を収めた。

「オリンピックの関係でひと月以上空く前の最後のホームゲームで、雨予報の中でも多くのサポーターの方々に集まっていただきました。その前で自信を持って、自分たちが奪いにいく姿を見せよう、そして勝ち点3を一緒に喜ぼうという話を選手たちにしていた中、そういう姿を見せて、(サポーターと)一緒に喜ぶことができました。いつもサポートしてくださる方々と一緒に喜べることをうれしく思っています。前半、(札幌に)ボールを持たれる時間は多少長かったかと思いますが、良い形でボールを奪って、先にセットプレーから点を取れたことが非常に大きかったです。後半はエヴェラウドの強さという我々のストロングポイントをうまく生かしながら、早い時間に追加点を重ねることができたのがよかった。(失点を)ゼロに抑えたことも含めて、今後につなげていける試合だったと思います」

 鹿島の相馬直樹監督は試合後、そのようにカシマスタジアムでの快勝劇を振り返った。

取材◎サッカーマガジン編集部 写真◎J.LEAGUE


This article is a sponsored article by
''.