上写真=第2戦に向けて現地で練習を重ねる中島(写真◎CEREZO OSAKA)
クルピ監督も高評価
「勝つためにこっちに来ているので、 勝ち点3を取れるようにプレーしたい」
26日の前日会見にレヴィー・クルピ監督と並んで登壇した中島は、きっぱりと勝利への思いを口にした。タイでの集中開催で行なわれているグループステージ、24日の初戦で広州FC(中国)に2-0で快勝したC大阪は、同じく初戦に勝利している傑志(香港)との第2戦に勝利すれば、J組の争いで一歩抜け出すことができる。
広州FC戦は66分からの交代出場だった。中2日で迎える第2戦に向けて「しっかり水分補給をしながら、試合に出た選手はリカバリー、ストレッチなどをして、試合に出ていない選手はコンディション維持のために、ミニゲームなどをした」と明かし、「いい練習ができている」と手応えを語っている。
U-12からC大阪のアカデミーで育ち、2018年にトップチームに昇格したが、昨季途中までは公式戦出場がなかった。しかしアルビレックス新潟への育成型期限付き移籍を経て復帰した今季、J1リーグで6試合に出場して2得点と、少しずつ結果を出している。クルピ監督も会見の最後に、自ら話し始める形で「いままで長く監督をやってきたが、モトは本当に見たことのない選手。皆さんはフリーキックを右足と左足、両方で完璧に蹴る選手を見たことがありますか? モトはまさしく、そういう選手です」と語り、高く評価していることをうかがわせた。
連戦を見据え、クルピ監督は初戦から先発の顔ぶれを変えることを示唆している。出場時間が増えそうな中島は「ここで結果を残せるように、試合に出たら数字を残せるように頑張りたい」と語り、2連勝につながる自らの得点に意気込んでいた。