上写真=ACL初戦の前日会見に臨んだクルピ監督(写真◎CEREZO OSAKA)
「今年が監督生活としては最後」
タイでの集中開催で行なわれる今回のグループステージで、C大阪は広州FC(中国)、傑志(香港)、タイポートFC(タイ)と2回戦総当たりで対戦する。23日に初戦の前日会見に臨んだクルピ監督は、中2日で6試合を消化する過密日程に向けて「まだ現地に来てから多くの時間がたっていないが、みんながこの大会を楽しみにしている」と語った。
24日の初戦で対戦する広州FC(広州恒大から名称変更)は、今回のグループステージに向けて多くの若手を登録している。情報が少ないので難しいか、との質問には「中国にもサッカーを職業として戦っている、若い選手がたくさんいる。若いチームとはいえ、難しい試合になると思っている」と答えた。
今回で4回目の監督就任となったC大阪との関係について聞かれると「何度かセレッソに帰ってくることができた。今回も全く予期せぬところから監督就任の話をもらい、なぜ何度もここに来ることができたのかは、正直よく分からない」とコメント。それでも「セレッソに来ると、いつも幸せを感じている。今回もチャンスをもらったことに心から感謝している」と喜びを表現した。
さらに「個人的には今年のセレッソでの1年が、サッカー人生の監督生活としては最後になるのかなと思っている」と今季限りでの退任を示唆。「セレッソでの1年が最後になるのであれば、心から幸せに思う」と続けた。
指揮官が集大成と位置付けているシーズンでのアジア挑戦。「一番大事なのは選手たちの野心」と語ったクルピ監督は、「一人ひとりが仲間と一体となり、野心を抱いて戦えるかが最も大きなカギになると思う」と選手たちの意気込みに期待を寄せた。