上写真=5月28日、鹿島アントラーズのトレーニングを行なう土居聖真(写真◎KASHIMA ANTLERS)
「勝てばチームとしてさらに強くなる」
4月から中2日、中3日での連戦が続く中、リーグ戦前々節の鳥栖戦では相馬直樹監督体制になってから初めての敗戦を喫した。それまでリーグ戦4連勝と好調だっただけに、逆転負けでチームの勢いが止まった形にもなったが、5月26日の前節はC大阪に完封勝ちを収め、次節川崎F戦へ弾みをつけた。「連敗すれば上には上がれません。嫌な流れを自分たちで断ち切れました。チーム力が勝った」と、C大阪戦で荒木遼太郎の決勝ゴールをアシストした土居聖真は力強く語る。
30日には、いよいよ川崎Fとのアウェーゲームが待ち受ける。「全チーム、やはり“打倒川崎”だと思います。それは僕らも変わりません。他のチームは引き分けまでしか持っていけていないけれど、しっかり90分間で勝つことに重きを置いて、簡単な試合にはならないと思うので、みんなで手を取り合って、厳しい試合を乗り越えていきたい」と、首位を独走する相手に今季初めて土をつけるべく、土居は闘志を燃やしている。
「勝ち点数で見たらすごく離れていますが、勝って、次の試合を機に(川崎Fを)引きずり下ろしたいと考えているので、そのきっかけになればと思います。(鹿島としては)そこで勝てばチームとしてさらに強くなると思うし、もっともっと上に行かなければいけないチームなので、また新たなリスタートでもあるのかなと個人的に考えています」
5月最後の大一番。上位への足掛かりとすべく、土居の牽引する鹿島が川崎F撃破を目指す。