5月21日、鹿島アントラーズの相馬直樹監督が練習後のオンライン取材に応じた。リーグ戦4連勝中と好調を維持するチームは、ルヴァンカップでもAグループ首位でプレーオフステージ進出を決めた。再びJ1での戦いに戻り、3位のサガン鳥栖とのアウェー戦に臨む。
上写真=オンライン取材に応じた鹿島アントラーズの相馬直樹監督(写真◎KASHIMA ANTLERS)
上位につける鳥栖。「攻守ともにハードワークしてくる」
週末と週中の連戦が続いている。5月19日にはルヴァンカップ第6節を戦う北海道の札幌に遠征し、22日に中2日で迎える次戦(J1リーグ第15節)の舞台は九州の鳥栖だ。それ以前からも相馬直樹監督の下では、ほとんどの週で2試合を戦ってきたが、いまだ無敗。「もう、あっという間に次の試合」と指揮官が話すように、目の前の一戦に向けて息つく間もなく最善の準備をし、勝ち点を取り続けている。
「毎試合、勝ち点3だけ」(相馬監督)を目指して戦う中で、上位陣を次々と撃破してきた。先週は2位名古屋と3位横浜FM(順位は対戦時)を破り、今後も現時点で3位の鳥栖、9位のC大阪、そして1位の川崎Fという強敵との連戦に臨む。まずはアウェーで鳥栖から勝ち点3を奪うべく、「全員の力が必要。みんな、それぞれ違う特徴を持っているので、それをまたチームが勝つために還元してくれたら」と選手たちの奮起を求める。
「(鳥栖は)攻守ともにハードワークしてくるのは間違いない。それを大事にするチームだと思いますので。ただ、我々も今、そういう部分にこだわりながら戦っています。どれくらい上回れるかがすごく大事になる。たぶん、攻守の入れ替わりの激しいゲームになるでしょう。だからこそ、一つのパス、一つのボール奪取というのが肝になってくるかと思っています」
そのように鳥栖戦を見据える相馬監督は、深紅の戦士たちとともに激闘を制し、リーグ戦5連勝を目指す。