4月29日、鹿島アントラーズの常本佳吾が練習後のオンライン取材に応じた。前日のルヴァンカップ第4節サガン鳥栖戦は引き分けに終わったが、相馬直樹監督就任後は無敗を継続中。5月1日のJ1第12節横浜FC戦に向け、サイドバックの常本佳吾が思いを語った。

上写真=4月29日、鹿島アントラーズのトレーニングを行なう常本佳吾(写真◎KASHIMA ANTLERS)

「得点に関わるプレーを増やしていければ」

 相馬直樹監督体制になってからはJ1リーグ、ルヴァンカップともに1勝1分けと負けなしを継続させている。その中で、リーグ戦では2試合とも常本佳吾が右サイドバックでスタメン出場。どちらの試合も後半に途中交代となったが、随所で存在感を放った。本人は「ザーゴ監督のときも何試合か出場させてもらいましたが、そのときよりも試合の回数を重ねるにつれて、自分の良さが出てきていると感じます」と手応えをつかんでいる。

 特に守備面で貢献できていることを実感する。「自分の良さである守備の強度の部分は相馬監督がチーム全体に求めているところ。自分はそこの良さを買われて出ていると思っている」と話す。一方で、攻撃面には課題もある。リーグ戦前節の神戸戦では前半に2度、ゴールチャンスの起点となったものの、どちらも得点には結びついていない。「勝ち点3を取るために自分のアシストであったり、得点に関わるプレーを増やしていければ」と、今後はゴールやアシストといった数字も求めていく。

 5月1日の次節はアウェーで横浜FCと対戦。現在、最下位に沈む相手との一戦だが、「横浜FCは昨日のルヴァンカップで勝っていて、これから調子を上げてくる」と常本に油断はない。

「相手がどうこうではなく、鹿島のやるべきサッカーをして、アウェーですけれど必ず勝ち点3を持ち帰りたいと考えています」

 リーグ戦2試合ぶりの勝利をつかむため、明治大出身のルーキーが横浜FC戦でも右サイドを駆け上がっていく。


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