上写真=4月26日、鹿島アントラーズのトレーニングを行なう染野唯月(写真◎KASHIMA ANTLERS)
前節札幌戦のPK失敗。「まだまだ足りなかった」
ルヴァンカップのAグループで3戦全勝中の鹿島は、4月28日の第4節鳥栖戦でプレーオフステージ進出を決める可能性がある。ただ、染野唯月は「グループステージを突破するのは大事なんですけれど、まずは鳥栖戦にしっかり勝つことをみんなで意識して」と、先の戦いを見据えるよりも目の前の試合で勝利を奪うことに集中する。
前節の札幌戦では、今季初めて先発出場した。「個人としてはなるべく点を取りたいという思いでゲームに臨んだ」と言うものの、66分に訪れたPKの場面ではシュートをポストに当ててしまい、ゴールを奪うことはできなかった。PKのチャンスの前には、同期加入の松村優太、荒木遼太郎が得点していたため、「自分も決めなければいけない責任があったので、気負いすぎちゃったのかな」と振り返る。チームは3-0と快勝を収めたが、染野にとっては「あそこで決めるのがフォワードなので、まだまだ足りなかった。決められなかったのは、課題が残った」という一戦となった。
それだけに、次節鳥栖戦はFWとしてゴールを奪いたい気持ちもあるだろう。それでも、染野は「個人で結果を残すことも大事ですけれど、まずはチームが勝つことが大事」と、自身の得点よりもチームの勝利が重要であることを強調する。
「まずは鳥栖戦をしっかり勝利で終われるように、チーム全体で良い準備ができればいいです。その結果として、グループステージを突破できたということになれば一番いいと思います」
プロ2年目の背番号19は勝利を求め、最前線でチームを牽引していく。