上写真=オンライン取材に応じた鹿島アントラーズの相馬直樹監督(写真◎KASHIMA ANTLERS)
「隙を突かなければいけないし、隙を作ってはいけない」
監督就任後、2戦連続完封勝利。J1リーグ第10節の徳島戦はセットプレーの1点を守り切りアウェーで勝ち点3を挙げ、ルヴァンカップ第3節の札幌戦は若手選手も躍動して3-0と快勝を収めた。
「ここまでのゲームは時間も限られていたので、ちょっとずつやることを整理して、ポイントを絞って、という形でした」と、相馬直樹監督は2連戦を振り返る。「伸ばしていったり、修正していったり、ということがまた必要」と改善点があることも話すが、それでも2連勝については「良いエネルギーが出ている」と手応えを口にし、「これを継続させ、より大きなものにしていかなければいけない」と、さらなる勝利を狙っていく。
そんな中、4月24日にはホームのカシマスタジアムに5位の神戸を迎える。「三浦アツ(淳寛)監督になって、勝負へのこだわりを非常に持ちながらやっている。それが成績にもリンクしていると思います」と、リーグ戦ではここまで1敗しかしていない相手の実力を警戒する。
相馬監督は神戸を分析した上で「我慢比べのゲームになるのかな」と、試合展開を予測。そのため、「お互いに隙を突かなければいけないし、隙を作ってはいけない戦いになってくる」と言うように、接戦を制すための準備を進める。
「こういう連戦の中で、目の前のものにしっかり向かっていくためのパワーをまた集結できるように、と思っています」
上位へ巻き返していくためにも、ホームで勝ち点3が必要な一戦。相馬監督の下でまい進する新生鹿島が、公式戦3連勝を目指して神戸戦に臨む。