4月5日、鹿島アントラーズのレオ・シルバが練習後のオンライン取材に応じた。チームは前節で浦和レッズに敗れ、リーグ戦3連敗。順位を16位に下げ、次節は勝ち点「4」で並ぶ17位の柏レイソルとのホームゲームに臨む。レオ・シルバが現在の思いを言葉にした。

上写真=4月5日、鹿島アントラーズのトレーニングを行なうレオ・シルバ(写真◎KASHIMA ANTLERS)

巻き返しへ「大事なホームの試合」

 なかなかトンネルの出口を見いだせない。前節で浦和に1-2で敗れ、リーグ戦では3連敗。第7節まで6試合を戦って1勝1分け4敗の成績となり、順位は16位に沈んでいる。レオ・シルバは不調のチーム状況について、「原因が何なのかは、正直、僕は分からない」と言いつつも、「ただ、唯一僕が分かることは、選手、スタッフ、クラブ、全員でこの状況を変えようと努力し続けている。それは断言できる」と、苦しい状況を打破するためにチーム一丸となって戦っていることを強調する。

 そんな中、リーグ戦では第3節湘南戦以来、5試合ぶりの勝利を狙って、4月7日に柏とのホームゲームに臨む。「僕は(2017年からの)5年間、この鹿島に在籍していて、このクラブには常に、全員がどん欲に上位にいたい、勝ちたい、優勝したいという気持ちがあります。その気持ちは今もまったく変わっていません。(柏戦は)大事なホームの試合なので、目標に近づくための第一歩になれば」とレオ・シルバは語り、柏戦を上位へ巻き返すための「いいきっかけ」となる一戦になることを望む。

「僕だけでなく、チームメイト全員も、職員全員も、この状況を変えたいという気持ちでいます。この状況を打破したい。その気持ちがなければ変えられないし、今はみんながその気持ちでいます。ザーゴ監督からの要求に応えていくことが、我々がこの状況を打破する唯一の方法ではないかなと思います」

 柏戦で勝利をつかむために、レオ・シルバはザーゴ監督の求めるサッカーを体現することを目指す。そして背番号4の目は、その先に待つ勝利を見据えている。


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