セレッソ大阪のレヴィー・クルピ監督が1日、サガン鳥栖を前にオンライン取材に応じた。ゲガ人を抱える中でも12日間の中断期間に充実のトレーニングを行ないをチーム状態は良好だと指揮官は強調。鳥栖戦へ自信を示した。

上写真=鳥栖戦へ向けてクルピ監督は自信を口にした(写真◎J.LEAGUE)

中断期間は「選手全員の競争がありました」

 代表ウィークを終えて、J1は明日の「金J」から再開される。ACL組のC大阪はルヴァンカップの試合もなかったため、12日ぶりの公式戦となる。中断期間の取り組みについて指揮官は「選手全員の競争がありました。ケガ人が出たこともあり、全体の競争の中で誰が、そのポジションにふさわしいのかというのを重点的に見ながらやってきた」と説明した。坂元達裕、原川力、高木俊幸が現在負傷中で、その『空いた』ポジションを奪うべく、選手が高い競争意識を持ってトレーニングしていたという。

 だから、離脱者がいる状況であっても指揮官に不安の色は見られない。「サッカーは、どうしてもケガ人が出てしまうスポーツです。私はこれまでにケガ人が出たことを嘆いたことがない。いつも言うのですが、これまで試合に出ていなかった選手にとってはこれは本当に大きなチャンス。そうした選手が活躍すれば、チームがさらによくなるし、今まで以上に強くなるというのも、サッカーの世界ではよくあること。3人は残念ながら明日の試合には出られる状況にはありませんが、ケガ人がいる中で他の選手たちは本当にいい競争をしてくれた」。代わりに起用する選手の名前は明かさなかったが、新たな力の台頭に期待を込めた。

 明日、ホームで迎え撃つ相手は目下、開幕から6戦無敗と好調のサガン鳥栖だ。しかも無失点も継続中。仮に明日2日の試合も無失点なら、1996年に横浜フリューゲルスが樹立した記録を塗り替え、J1新記録樹立となる。クルピ監督は言った。

「まず大阪で、そのような新記録を達成させません」

 C大阪も2節以降の4試合は負けなしだ。しかも今季のホームゲームは3戦全勝。試合消化数では1試合まさるが、勝てば3位の鳥栖を順位で上回る。「必ずゴールを取りたい」。指揮官は、必勝を誓った。


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